カサカサ パリパリ カサコソ カサコソ
あっ! ハナワラビの群生
足の踏み場もないぐらい
セミの抜け殻がついている
きっと小さいときについて、伸びたのだろう
ポンとはじいたら 白いけむり
きな粉っていうもんじゃない 灰より細かい
これは けむりが出ない 若いの? 固いから?
ピッカピカのつぶ 青ブドウ キャビア
真ん中の茶色い線は中央分離帯
パッカーンと口をあけた二枚貝が
あっけにとられて並んでいる
丸葉は 分家兄弟あり 鮮やかな緑
剣葉は 独立自尊の一人っ子 くすんだ緑
夏に来てはわからない フユノハナワラビ
ときどき腰を伸ばしてみよう
空は高いぞ つきぬける
「自然の語り部サークル 4班」作の即興詩 から
丸葉と呼んでいるのは下から2枚目の フユノハナワラビ(ハナヤスリ科またはハナワラビ科)
他の写真はすべて葉先の鋭い剣葉で オオハナワラビ(ハナヤスリ科またはハナワラビ科)
白いけむり・・胞子の飛ぶところは撮れなかった。