この時期に咲いている野の花は少ないので、どうしても実のほうが目に入る。
モッコク(ツバキ科)のくすんだ赤い実が割れているが、
その木に絡まって朱色に熟しているカラスウリはモッコクの実より目立つ。
カラスウリより小さくて色も目立たないのが同じウリ科のスズメウリ。
家の近所で見たのは初めてだ。
こちらは熟すと次第に白くなる。
さらに小さく青黒いのはシャシャンボ(ツツジ科)の実だ。
花は 7月に咲いていた
ブルーベリーに似て食べられると言うので摘んでみたが、ちょっとザラッとして今ひとつ。
時期が悪かったのだろうか。
シャシャンボのそばで赤くなっているのはミツバツツジ(ツツジ科)だった。
そしてカツラ(カツラ科)は黄色。
子供のころ京都太秦にある広隆寺境内の国宝桂宮院の周りで自由に遊んでいたが、
今はしっかりした塀ができて近づけないようだ。
そして区内には桂という地名があり、嵐山から下流の桂川が水遊びの場所であった。
桂離宮は世界的に有名だ。
そんな桂の木の葉が、こんな形であることを知ったのは最近のことだ。