ユリノキ(モクレン科)
秋は実りの季節、あちこちの木に赤い実がなり、鳥を誘い人の目を楽しませている。
そんな中、ユリノキの実は地味だ。
チューリップに似た花は初夏に咲いた。ユリノキの花の記事
この葉の形からハンテンボクとも呼ばれる。
この実は鳥に運んでもらうことを期待していない。
枯れると、翼の形をした一枚一枚がはがれて風に運ばれる。
翼の根元でぷくっと膨れているのが種子だ。
風に舞う姿を撮りたいものだが、まだ果たせない。
ホオノキ(モクレン科)
ユリノキと同じように葉が大きいホオノキ。
若いころ朴歯の高下駄を履いたこともある。
飛騨で、牛肉のほおば焼きを食べたこともある。
実を木から切って持っていた人に見せてもらった。
この実はかなり大きいが、同じモクレン科のコブシと似ているところがある。
実の袋が赤く色づき次第に黒くなってはじけると、中から赤い種子が顔を見せるらしい。
来年は大きい花と、木に釣り下った実を見たい。