横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

カイコバイモと綺麗な蛾

2016-03-20 06:22:25 | 近所



カイコバイモ(ユリ科)
片倉城跡公園に今年もカイコバイモが咲いた。
今年も柵の向こうの方に咲いているので花のクローズアップは難しい。






中国原産のバイモ(アミガサユリ)に比べるとずっと小さい。
コバイモは日本古来の花だが各地に分散して7種類ぐらいの品種に分かれ、
ミノコバイモとかイズモコバイモとかアワコバイモなどと呼ばれている。

カイコバイモは山梨を中心に見られるので甲斐小貝母と呼ばれる。
けっして蚕貝母ではない。






コバイモのところからカタクリなどを眺めながら坂道を上がっていく。
目のいい人が小さな虫を見つけて綺麗!!と教えてくれた。






黒い筋の透明な翅、青緑色のきれいな胴、黄色い口吻それに蛾らしい触覚。
名前は分からないけれど魅力的な姿に感心する。体長2cm弱ぐらい。

帰って調べたらブドウスカシクロバ(マダラガ科)ではないかと思われる。
非常に似たものにルリイロスカシクロバというのもいる。
両者は大変よく似ていて、調べた限りでは明確な区別点を知ることができなかった。
ただルリイロスカシクロバは神奈川県絶滅危惧Ⅱに指定されるなど最近の目撃例は少ない。








翅の黒い筋にハート模様的なものも入っていて面白い。



地面のあたり

2016-03-19 06:04:02 | 近所



市民の森の流れのほとり、クサボケが斜面を這うように咲いていた。






クサボケ(バラ科)
草木瓜と呼ばれるが背が低くても立派な木本だ。

ボケは中国原産で平安時代ごろに帰化したそうだが、クサボケは日本古来の木だ。






林の中に入ると落ち葉が無くなった後にドングリたちが顔を出した。






殻が割れて小さな芽が地中にもぐり根を生やそうとしている。






中には子葉の間から茎になる芽を出し始めたのもいた。




春蘭と・・

2016-03-18 06:19:52 | 近所



瀬谷市民の森で毎年この季節に気になって見に行くところがある。






大きな木の根っこあたりで咲くシュンランだ。






葉の陰に隠れて遠目からは見えないが、今年は6輪も咲いていた。

この後にたくさん咲くキンランやギンランとは違った趣があって嬉しい。






その近くに細い木のまわりにモシャモシャしているのが目についた。






少し枯れ始めている部分もあるが、同行の仲間がカニクサだと教えてくれた。






カニクサは蔓性のシダらしい。ヤツデの木にもまとわりついていた。

いつか青々と繁茂しているときに栄養葉と胞子葉の状態も見たいものだ。


春を味わう

2016-03-17 07:16:40 | 近所



林の中の大きな木が伐採されていて根元あたりにキクラゲがついていた。






数日前の雨の日は柔らかな状態で、少し頂いて八宝菜に入れたら大変おいしかった。
きのう行くと乾燥して固くなっているものが多かったが、
根が張っている窪みのあたりには柔らかなものも残っていたので採って帰った。






併せてフキノトウやツクシも少し採ってきて・・・






今回は天ぷら。この盛り合わせがもう一皿できて地元の春の恵みを楽しんだ。

キクラゲとフキノトウはまだ残っている。



家の近くにチョウ

2016-03-16 07:12:21 | 近所



ここ数日の冷え込んだり雨が降ったりの前の暖かい日、
家のすぐ近くにテングチョウが飛んでいた。

市民の森では暖かい日にときどき見るが、家のあたりでは今年になって初めてだ。






家の近くには林の名残があって、落ち葉の間からノボロギクなどさまざまな草花が顔を出す。
いつも畑のまわりで見ているが、家の近所にも咲いていたと初めて気づいた。

まわりにはオオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、ナズナ、ハコベなども咲いている。






ヒメオドリコソウも仲間の一つだ。






そこにやって来たのはキチョウだ。
テングチョウと同様に成虫で越冬し暖かさを感じて出てきたのだろう。