老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

今年の漢字

2018年12月25日 21時11分22秒 | その他
 すっかりお馴染みになった、毎年の世相を現す「今年の漢字」というイベントは、案外新しくて日本漢字能力検定協会のキャンペーンとして1995年(平成7年)から始まって今年が24回目という事ですが、先日お伝えしたように今年の漢字としては、7月豪雨(西日本豪雨)・大阪府北部地震・北海道胆振東部地震・台風21号による被害などを反映して、“災”が選ばれたようです。

 少し気になったので、今までの「今年の漢字」を並べてみますと、下記のようになります。

震(1995) 食 倒 毒 末 金(2000) 戦 帰 虎 災(2004) 愛 命 偽 変 新 暑 絆(2011) 金(2012) 輪 税 安 金(2016) 北 災(2018)


 “金”という字が3回も選ばれており、日本人の経済第1主義の表れかと思ったのですが、そうではなくて、オリンピックなどでの日本人選手の活躍を記念したようです。
2000年:シドニーオリンピック
2012年:ロンドンオリンピックでの過去最多のメダルラッシュ、山中伸弥(京都大学教授)のノーベル賞受賞
2016年:リオデジャネイロオリンピックでの日本人選手の金メダルラッシュ

 また、同時に日本が災害被害の多い国であることは、この「今年の漢字」からも読み取れます。
即ち、第1回となる1995年の“震”は兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)に由来しますし、
2004年の“災”は新潟県中越地震・新潟・福島豪雨・福井豪雨・台風23号をはじめとする台風の連続上陸、浅間山の噴火など、国内で自然災害が多かったことに由来します。
更に、2011年の“絆”はまだ記憶に新しい、東北を襲った大津波と、福島第1原発事故に由来します。

 とにかく、日本という国が、自然災害の多い国であることを忘れないようにしましょう。(まさ)