老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

正法寺と宇治 その② ~宇治の紅葉~

2018年12月06日 20時22分10秒 | 旅行/色々な風景
 正法寺の参拝を終えた後、宇治に回ることにし、瀬田川沿いに天ケ瀬ダムを経由し宇治川に沿うコースを選びました。
途中台風被害に対する復旧工事で片側通行の個所が結構ありましたが、通行車両も少なく、綺麗な山の紅葉や清流を眺めながらだったので、余り苦にならなかったです。

 途中、平等院の駐車場近くでは沢山の車と多くのインバウンドで混雑している様子が見受けられたので、この日は平等院には寄らずに、宇治川の右岸を散策することにしました。

 車を駐車場に入れて、先ずは腹ごしらえ。
宇治川に面した蕎麦屋で、ツレアイはザル蕎麦、私はニシン蕎麦で大満足!

 食事後は、近くの「さわらびの道」を経由して、宇治上神社近くでモミジを楽しみましたが、その後更に宇治川の右岸を川に沿ってブラブラと上流に歩くことにしました。

 間もなく着いたのは、モミジが一際鮮やかな興聖寺(こうしょうじ)です。
この興聖寺は曹洞宗の寺院で、山号は仏徳山(ぶっとくさん)といい、日本曹洞宗最初の寺院であり、道元が興聖宝林寺を建立したことにはじまるとされています。
一時断絶の後、慶安元年(1648年)永井尚政によって再興された由ですが、参道は琴坂といってモミジの名所です。

 この琴阪の両脇には、本堂脇の貯水槽に一旦貯められた朝日山の山水が流れており、その水の流れがあたかも琴の音色に聞こえ、長い参道が琴の形状に似ていることから、琴坂と呼ばれるようになった由ですが、この日はたまたま覗きこんだ流れの中にサワガニを見つけて、何か爽やかさが増しました。
 
 境内も非常に手入れが行き届いていて、モミジだけでなく苔や木々の緑が一層鮮やかに見えました。


 この興聖寺を楽しんだ後、更に上流にある天ケ瀬ダムに近い天ケ瀬吊り橋を目指しての軽いハイキングとなりましたが、色付いたモミジ越しに清流が見え隠れする絶好のコースでした。
川の少し淀んでいる所では小魚が上から見える位の群れを作っており、これを目当ての釣り人や川鵜や渡り鳥たちが長閑な秋を楽しんでいました。(まさ)


瀬田川の風景

宇治での昼食 ザル蕎麦とニシン蕎麦

さわらびの道

宇治上神社近くのモミジ

宇治川の朝霧橋たもとにある源氏物語宇治十帖のモニュメント

宇治川右岸のモミジ

同上

興聖寺への入口

興聖寺琴阪の入口

興聖寺琴阪で見つけたサワガニ

興聖寺琴阪(同寺のホームページより)

興聖寺山門

同上の内側から見た琴阪のモミジ

興聖寺鐘楼前の庭

薬医門

興聖寺の庭園

興聖寺内で見掛けた「東司(トイレ)」の案内

ハイキングコースから見る宇治川。色々な鳥も見えます。

同上

天ケ瀬吊り橋 たもとには釣り人がいます

吊り橋

宇治川で魚を待つ鵜

宇治市の道路で見掛けたもの(U字溝のカバー、道路標識、下水のマンホール蓋)