老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

恥ずかしながら… 

2018年12月07日 20時08分24秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 「恥ずかしながら」というと、我々世代の多くの人が思い出すのは、日本の降伏・敗戦を知らずに、28年間もグアム島のジャングルや竹藪で潜伏生活を送り、1972年(昭和47年)に住民に遭遇して、満57歳で日本に帰還され、その時に「恥ずかしながら帰ってきました」と挨拶された横井庄一さんのことでしょう。

 最近、私にも思わず「恥ずかしながら…」と言いたくなるような出来事が続きましたので、披露しておきます。
これを読まれて、思い当たる人もおられると思いますが、横井さんが経験された苦難を思えば、高齢者に良くあることとしてニヤニヤと照れ笑いで済むような平和な出来事でしょう。

(1)現金書留に現金入れるの忘れた
 現金書留で送金の必要があって、近くの郵便局に行き手続きしました。
その後スーパーに寄って買い物をしたので支払いをしようとした所、何とバックの中に先程送金の為にATMで引き出した現金がそのまま残っていて、現金書留の封筒の中に入れるのを忘れていたことに気付きました。

 慌てて郵便局に引き返し、事情を説明の上で先程の封筒を返却して貰い、新しい封筒を買い直して改めて手続きをしましたが、良くも気が付いたものだと冷や汗がでてきました。


(2)靴下のLサイズ?
 先日靴下を買いに行った時のことですが、気に入った靴下の袋の表示がどれも“L”になっており、私の足ではLは大きすぎると思い、店員さんに「Mサイズはないですか?」と聞くと、店員さんも暫く探してくれましたが、「無いですね!」との返事。

 その時、店長らしい人が来て「このLはサイズではなくて、左右対称の靴下なので左(Left)のLです」と説明してくれ、応対してくれたアルバイトらしい店員を叱っていました。

 そういえば、衣類はL/M/Sなどのサイズ分けがしてありますが、靴下は21~24とか25~27のようなCm表示になっているのが普通でしたし、更に私が気に入った靴下は左右対称型のものでした。
それにしても、“L”ではなく、“R”の方が表面から見えるような包装になっていれば、この過ちは防げていたかも知れないと思ったりしています。

(3)スマホの自撮り
 私は一応簡単なスマホは持っているものの、スマホは操作が鬱陶しいので電話機能だけ、そして時々は地図アプリ利用という位の使い方しかしておりません。

 最近はスマホのカメラ機能が向上しているようで、写真と言えばスマホで撮る人が増えていますが、私は常にデジカメも持ち歩いているので、写真はデジカメで撮り、スマホでの写真は過去にデジカメの電池切れの時に2~3枚撮っただけです。

 このようにスマホ・オンチなので、スマホで写真を撮っている人が自撮り棒を使って撮っているのを見ても、あの装置を使用すれば撮る位置が高くなるので写真が撮り易いのと同時に、あの装置には自分の写真を撮れるような装置も組み込まれているとばかり思い込んでいました。
(つまり、スマホのカメラレンズは通常のカメラと同じく、外側だけを向いていると思い込んでいたのです)

 しかし、最近は自撮り棒のあるなしに関わらずに、撮影者がポーズを取りながら自分を撮っていると思われる風景を目にすることが多くなり、“??”と思っていました。

 そして、先日少し暇な時に私のスマホを良く見て、大発見!!
というか、他の人には当然なのでしょうが、カメラのメニューで、“内/外カメラ切替”なる表示があるのに気付きました。

 何とスマホのカメラのレンズは内側でも外側でも切り替えが自由にできて、自撮り棒など使わなくても撮影者自身を撮ることができるようになっていたのです。

 本当に“恥ずかしながら…”ですが、今後は世の中の変化に付いて行けずに、このようなことが頻発するのでしょうね。(まさ)