東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

暖竹を使って籠の試作(1/3)

2024年09月04日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 先日暖竹を採集した後、笹割り機で茎を裂き皮をカンナで薄くしました。籠にする皮の薄さが分からないため1mm位にしました。さらに余った暖竹の茎を裂いてたくさんの皮にしました。そこで、実際に籠にできるかどうかこれから試作しようと思います。
 ひごの状態の暖竹は節の部分が折れやすかったり曲げにくいことが分かりました。そこで、その皮を柔らかくするためにハンマーでたたいて何度もしごいてみました。すると、柔らかくなりました。そこで、籠にできるか試してみることにしました。素人の私がちゃんとした籠を作ることができるでしょうか。

          繊維がばらけそうになりながらも籠に加工中


 笹や竹ならば皮を薄くするほど曲げやすくなります。ところが暖竹は薄くすると、節がとても折れやすいのです。そのため、あまり薄くすることができません。折れにくくなると曲げにくくなるので相反してしまいます。そこで、ハンマーで暖竹の皮を叩いて強制的に柔らかくしたのです。
 ところで、暖竹を笹割り機で裂いている時に勢い余って手を切ってしまいました。血がポタポタ落ちて痛い思いをしました。軍手をはめて作業すべきでした。そんなこんなで、15本位の薄い暖竹のひごを作りました。

   ハンマーで叩く     やれやれ手を切る   15本位の暖竹のひご
  

 籠を編むため、暖竹のひごを放射状に6本交差させました。中心から12本のひごが放射状に延びていることになります。その中心からひごを巻きました。中心付近は狭いのでひごをうまく通せません。刺したり曲げたり引いたりしているうちにひごの繊維がばらばらになってきました。それでも無理やりぐるぐる暖竹のひごを交差させながら巻き付けました。粗末ですがなんとか籠の底らしい形になりました。

     6本のひごを放射状に配置     二本のひごを巻き付ける
 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自作昇降機により、日本ミツ... | トップ | 秋冬野菜の種まき準備 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

綿栽培,糸つむぎ,織り,染色」カテゴリの最新記事