東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

自然石鹸(ソープワート)で手洗い

2010年06月07日 | 花,野草

 畑の隅で、ソープワートと呼ばれる植物を育てています。名前から分かるように、昔は石鹸の代わりに使われたとのこと。素性をよく知らないまま、数年畑の隅に生えるままにしていました。だいぶこの植物が群生して混んできたので、今回石鹸として使えるか試してみることにしました。

     群生しているソープワート         根をクワで掘り起こす
 

 本来、このソープワートの茎や根,葉を煮出したものを石鹸として使うようですが、煮出すような面倒な手段を使わないで直接石鹸として使えないものでしょうか。そこで、掘り出した根を石でつぶしたものが石鹸として使えないか試してみました。

          石の上にソープワートの根を置いて石で叩きつぶす
 

 石で叩きつぶしたものを手で揉むと微細な泡が出てきました。根自体に土が付いていたので、土色の微細な泡です。土と泡を手で擦れば石鹸として使えそうな気がします。指で輪を作るとシャボン玉のような皮膜ができます。

         根に付いていた土のため、土色になった微細な泡


 つぶした根を手で揉むと微細な泡ができますが、明らかに石鹸のような泡とはほど遠い気がしました。しかし、その土色の泡を水に捨てると、なんと白い泡がふっと水面に広がりました。
 根や葉を煮出したものの方がより石鹸に近いのかも知れません。今度暇があれば煮出して使ってみようと思います。また、根を乾かして粉にしたものが粉石鹸として使えないか試してみようと思います。

           小川の水面に広がったソープワートの白い泡

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