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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

羊の原毛を届ける

2005年02月14日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 瑞穂農芸高校でいただいた羊1/2の原毛を欲しい人に届けました。午後にその方の作業所に行きましたが、内山さん、いつもの笑顔で私を迎えてくれました。



 私は羊毛に関する織物について専門外なのでよく分かりませんが、原毛を服にするまでにはおよそ次の工程があるそうです。

  ①原毛のゴミを取り油分を取り除くため洗う。揉んで洗うとだめだそうです。
  ②ハンドカードなどですいて原毛の方向を揃える。
  ③羊毛をスピンドルか足踏み式紡糸機で糸にする。
  ④手織り式織機で織る。

作業所の中に入ると、足踏み式紡糸機や手編み式の織機がたくさんありました。お弟子さんでしょうか、3人の女性が習っていました。羊の飼育担当の高校生が羊毛の織物を習いたいことを告げると、教えることを快諾していただきました。習う前に一度糸繰りなどを体験するとよいと思いました。残った羊1/2の原毛はもう一人の欲しい人に届ける予定です。この世の中、お金さえ出せば高級羊毛の服はいくらでも手に入ります。しかし、自分の手作業で作った世界に一つしかない服は何にもかえがたいものだと思います。

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