昔はどの農家にもあったと思われる筵織機、各地の資料館を探してもなかなかありません。そのため、どのように操作して筵を織っていたのか分かりません。私が子供の頃に祖母が筵を織っていたのを見ていた記憶だけが頼りなのです。田布施町郷土館に展示されている筵織機、展示されてから約30年動かないまま年を重ねています。この筵織機を動かせるよう奮闘しています。
約30年動かないまま展示されている筵織機
一度には修理できないため、まずは部分部分ごとに動きを確認しました。最初に藁を筵織機に引き込む竿(シャトル相当)を確認しました。右のバーを踏むと、左側で止まったままの竿は右にスライドします。スライド後、竿の先端に付いた短い突起に藁を引っかけます。その直後、右のバーを離すと藁ごと竿が左にスライドします。竿は織機のシャトルに相当する部分です。一応機能しているようです。
右:竿,左:筬,綜絖 藁をひっかけた竿 藁ごと移動した竿
続いて、筬と綜絖に相当する部分の動きを確認しました。筬相当部分は引き込まれた藁を押さえる棒です。綜絖相当部分は、経糸相当の経縄を一斉に交互に前後方向に動かします。油が切れているのか、バーを動かしてもスムーズに動きません。ただ、全身を使ってて操作することだけは分かりました。両手両足を使うのです。相当に熟練しないと使いこなせません。近日中に筵が織れるように修理・調整しようと思います。
経縄に引き込まれた藁 筬相当部分を落として藁を押しつけ
最新の画像[もっと見る]
- ミツバチとスズメバチ 6時間前
- 秋のイチジクを一個だけ収穫 1日前
- 二学期 最初の放課後学習「成器塾」 2日前
- 暖竹を使って籠の試作(3/3) 3日前
- 昔の道普請、今はクリーン作戦 4日前
- 長ネギの植え替え作業(2/2) 5日前
- 暖竹を使って籠の試作(2/3) 6日前
- 長ネギの植え替え作業(1/2) 1週間前
- 秋ジャガイモの種芋を植え付け 1週間前
- マオランの生育状況と雑草除け 1週間前
昔、うちにもありました。父が織っていました。
今ではありませんが、古いムシロは残っています。
確かに右に伸びていて、左右に往復してワラを運んでいました。
使い方はわからないのですが、7年前まで父が織ってました。縄ない機も有ります。