東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古い日立製トランジスタラジオWH-901の修理(2/12)

2011年02月18日 | 古ラジオ修理工房

この日立製トランジスタラジオWH-901の修理履歴です。それぞれをクリックしてください。
  修理( 1/12) 修理( 2/12)  修理( 3/12) 修理( 4/12)
  修理( 5/12) 修理( 6/12) 修理( 7/12) 修理( 8/12)
  修理( 9/12)  修理(10/12) 修理(11/12) 修理(12/12)

 バーアンテナが折れてしまった日立製ラジオですが、そのバーアンテナをなんとかできないでしょうか。そこで、折れた箇所を少しでも接着してみようと思いました。バーアンテナはなかなか希望の寸法のものは売っていません。ましてや、このラジオのように昭和30年代に作られたラジオ用のバーアンテナは無いと思った方がいいでしょう。自分で何とかするしかないようです。

                パーアンテナが折れてしまっ日立製ラジオ基板


 バーアンテナはフェライトで、いわば焼き固めた瀬戸物です。もう一度焼き固めるなどは素人はできません。仕方がないので、なんとか折れる前の状態に戻すために瞬間接着剤でくっつけてみることにしました。なるべく強固に接着するための工具を使いました。接着剤を折れた面に付けた後、直ちにこの工具を使って強く固定しました。

 
      折れた部分を蜜に接着          強固に接するための押さえる工具
 

 瞬間接着剤を使って10分程度強く固定しました。押さえる工具を放しても接着面は外れず固定されたようです。接着したとは言え、バーアンテナは損傷を受けています。受信できても同調周波数は高い方になっているのではないかと思います。

               折れたバーアンテナを接着し固定中のラジオ基板


 バーアンテナが接着されたことを確認後、ラジオの受信状態を確認しました。修理したSG(シグナルゼネレータ)から電波を発信して受信状態を確認しました。すると、短波は受信することができました。予想通り、周波数は高い方に偏ってしました。5MHZ目盛りのところが6MHZの電波をひろいます。1~2割程度高い方に寄っています。
 なお、中波は全く受信できませんでした。その原因は今のところ分かりません。局部発信との同期が全く合っていないか、それとも局部発信していないかなどの故障が別にあるのかも知れません。のんびり調査しようと思います。

        SG(シグナルゼネレータ)で受信状態を確認中の日立製ラジオ

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