東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

タラヨウ(葉書の木)とナギの木の挿し木

2015年08月07日 | 樹木,果樹

 先日、田布施町観光協会のMさんから、タラヨウの枝をいただきました。ありがとうございました。この枝は、宇部市の世界ジャンボリーに出展する時に、スカウト達に見せるために竹尾の龍泉寺からいただいてきたものだそうです。
 タラヨウは、別名「葉書の木」と呼ばれます。その理由は、葉を尖ったものを引っかくと、その引っかいた場所が黒く変色します。文字を描くように引っかくと、手紙として使えるからです。試しに、下画像のように絵を描くこともできます。但し、葉が枯れると絵は薄くなるようです。

 葉裏を引っかいて数秒後       10分後、絵がくっきり    葉が枯れると絵は薄く 
  

 私は、植物を育てることに関しては素人です。このため、盆栽など植物をよく知っているNさんに、挿し木について教わりました。ありがとうございました。赤玉土を使うと良いとのことで、近所のDIYのお店で赤玉土を購入して帰りました。ついでに、発根剤も購入しました。我家着くと、さっそくタラヨウの挿し木にトライです。

        Mさんにいただいたタラヨウの枝、これを枝ごとにカットして挿し木


 まずは、購入した赤玉土を数個の植木鉢に分けました。よくは知らないのですが、赤玉土には病害虫がおらず挿し木に最適とのこと。枝の切り口は病原菌が入り込みやすいため、赤玉土のような土が良いのでしょう。私はこれまで、種を蒔いて木を増やしてきました。例えば、マテバシイやスダジイ,そしてクルミなどです。今後は、挿し木にもチャレンジして木を増やそうと思います。

 購入した赤玉土と発根剤    赤玉土を植木鉢に分ける     植木鉢に水やり
  

 植木鉢に赤玉土を分け終わると、水をかけて濡らしました。そして、タラヨウの枝を切りながらその傷口に発根剤をまぶし、すぐに植木鉢に差し込みました。7つの枝を7つの植木鉢に挿し木しました。なお、平生町の佐賀をウォーキングした時に心光寺でいただいたナギの枝も挿し木し直しておきました。タラヨウに加えナギも根着くと良いのですが。

 切り口に発根剤をまぶす    挿し木し直したナギの枝     今回挿し木した全て
  

 今回、タラヨウの枝7本、ナギの枝3本を挿し木しました。そして、日が当たらない我家裏に鉢を移動しました。このうち何本が根着くでしょうか。根着いたうちの1本を、山か庭に植え付けしようと思います。樹木を種から育てるには年数がとてもかかります。挿し木はその点、3年分位育苗を短縮できます。
 ところで、挿し木した後のタラヨウの葉数が多いとの指摘がありました。そのため、葉を3枚程度に減らしたり、葉をハサミが半分にカットしました。これにより、葉からの蒸散が少なくなり挿し木の成功率が上がるようです。

        挿し木した直後のタラヨウとナギ(最下段)、その後葉数を減らす


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