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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田布施農工高校の羊(ろくちゃん,茶々丸他)の原毛を洗浄

2021年06月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 先日、田布施農工高校に行った時に生物生産科の先生より羊(ろくちゃん,茶々丸,シルク)の原毛をいただきました。今回その原毛を洗浄する作業に入りました。原毛は三頭分なので、一度には洗浄できません。4~5回に分けて少しずつ洗浄しようと思います。そのうち1回は、来月高校生に体験してもらおうと思っています。羊毛用として育てられていないため、綺麗な原毛とは言えません。畜舎で跳ね回ったり寝転がったのでしょう、泥,木のチップ,籾殻,干し草などのゴミがたくさん付着しています。それらのゴミをざっと取って1回目の洗浄をしました。

         1回目の洗浄後、風が吹き抜ける木陰で乾燥


 ベビーバス程度の大きさの楕円形の手洗に水を入れ、その中に熱いお湯を入れました。そして、添加剤無しの液体洗剤を溶かしました。原毛がなじむように手で数分間掻きまわしました。すると、水溶性の汚れが解けてきたのか黄色く濁ってきました。しばらくそのまま放置しておきました。お湯の温度がぬるくなった頃を見計らって汚れた水を排出しました。

 洗剤を溶かしたお湯で    手で掻きまわす     汚れが水に溶ける
  

 何度も水を入れ替えながら、洗剤や汚れを原毛から洗い流しました。その後、風が吹き抜ける樹に網を張り渡しました。そして、濡れた原毛をその網に入れて天日乾燥しました。水分は下に溜まりやすいため、時々上下を反転します。晴れて風がよく吹けば、1日でカラカラに原毛は乾きます。原毛が乾くと、次の工程に入ります。原毛に混じった籾殻などのゴミをピンセットなどで取り除く工程です。

    洗剤分と汚れを洗い流す        樹の木陰で天日乾燥
 


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