東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京薬科大学生の脱穀支援

2008年10月27日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白

 26日の午前中は恵泉女学園大学生の稲刈りをしましたが、同日午後は東京薬科大学生の脱穀支援をしました。例年脱穀作業する人が病気のためできず、私に支援を依頼されたものです。
 午後すぐに脱穀作業できるように、あらかじめ畑に脱穀機やその脱穀機を動かす発動機を設置しておきました。学生達が田んぼから稲を運んでくると、すぐに脱穀作業の開始です。最初発動機を動かして、次に平ベルトを使って脱穀機を動かしました。その後すぐに学生達が脱穀を始めました。私はもっぱら見守りです。

               脱穀作業を始めた東京薬科大学生


 来た学生達は3年生から1年生のようでした。3年生は過去脱穀作業を経験したことがありますが、1年生は初めてのようでした。脱穀の方法を私が教えたり、3年生が教えました。

            1年生は恐る恐るも、とても丁寧に脱穀体験


 今回、すべての稲を脱穀できませんでした。前日までの雨で十分乾燥されている稲が少なく一部の稲だけの脱穀でした。脱穀本番前の試運転のようでした。そして、1年生の脱穀初体験と言ったところでしょうか。

    脱穀機に稲穂を差し込む       ちゃんと脱穀されたか目視チェック
 

 脱穀機を動かす発動機を2台用意しました。両方共とても古い機械のため、どちらかが故障しても良いように互いに予備用です。今日は昭和20年前後製造の発動機を最初に動かそうとしましたが動きませんでした。このため、比較的調子の良いもう1台の方を動かして脱穀をしました。

           右が今回動かなかった発動機(ディーゼルエンジン)


 このところの雨で、稲が十分乾燥できなかったようです。学生達は乾燥した稲だけを選んで脱穀しましたが、それでも中に湿った稲が混じっていたようです。湿った稲を選別して、田んぼに戻していました。

         湿った稲を誤って脱穀しないように、選別している3年生


 私の目から見ると丁寧すぎるほどノロノロした脱穀作業でしたが、乾燥した稲だけを選んで脱穀したため比較的早く脱穀作業が終わりました。去年は脱穀した籾が脱穀機の下に溜まるタイプの脱穀機を使ったとのこと。その脱穀機を使ったら、早くは作業が終わらなかったのではないかと思いました。

           積み上げられた、脱穀が終わった稲


 例年は牧場内(ひさしがかかる場所)で脱穀をしたため、雨を気にする必要がありませんでした。今年は野外で晴れた日だけの脱穀のため、例年よりも脱穀が遅れたようです。11月1~3日開催の学園祭に間に合わせなければならないので、とても気がせきます。

           脱穀作業も終盤、あと5束程度を脱穀するだけ

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