東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼを見下ろすヒガンバナ

2005年09月23日 | 田舎暮らし
 毎年の今ごろ、田んぼを見下ろす土手の傾斜にヒガンバナが咲きます。この花が咲き出すと、いよいよ稲刈りだなという気持ちになります。この花は、子供の頃に墓地に群集で咲いていたため、何か暗くて陰気なイメージがありました。そして、花が咲いて枯れた後から細長い葉がたくさん出てくるのが不思議でした。

 このヒガンバナの球根はちょうど小さなたまねぎに似ています。ですが、猛毒があるそうでとても食用にはなりません。何の役に立つのだろうと思いましたが、唯一秋の入りを知らせる季節花なのでしょうね。特に、赤く炎のように広がる、また花火のように広がる花びらはとても妖艶に思えます。何か人間の心を揺さぶるような花のように思います。今、稲刈りを待つ田んぼを見下ろしながら静かに咲いています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋冬野菜の間引きと種蒔き | トップ | 稲刈りを待つ稲 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

田舎暮らし」カテゴリの最新記事