東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

東京農業大学生と稲刈り,小学生稲刈り準備

2006年10月14日 | 田舎暮らし

 今日は東京農業大学生が来たので、稲刈り,結束方法,はさ掛けなどについて教えました。彼は大学でバイオセラピスト(園芸療法)を志しています。今は1年生なので基礎教育だけだそうですが、3,4年になるといろんな植物を栽培しながら園芸療法について勉強するそうです。そして、病院などに実習しに行くそうです。
 しかしながら、ぞうりを履いて稲刈りをはじめるのにはびっくりしました。そのうち、裸足になって稲刈りし始めました。足を怪我しないか少しヒヤヒヤしました。

                 稲刈りする東京農業大学生


 何株かの稲を刈り取るとワラで結束します。そして、先日私が竹で組んだはさに掛けて干しました。今日刈り取った稲は、17日の別所小学校の生徒達が脱穀します。生徒には一人一束の稲束を使って脱穀体験させる予定です。このため、2クラスの生徒数(80人)用の稲80束を刈り取ってはさに掛けました。

        別所小学校生徒80人が脱穀体験に使う稲を刈って干す


 稲刈りを終了すると、今度は脱穀に使う農機具を小屋から田んぼに運びました。最初、動力脱穀機を運搬車で運び込みました。田んぼはぬかるんでいるためキャタピラ式の運搬車を使います。次に、古いディーゼルエンジンを運びます。一台が故障しても代替できるように二台を運び込みました。

     エンジンを運搬車で運ぶ      エンジンを下ろす。手前は脱穀機
 

 エンジンを動かしてベルトで動力脱穀機とつなぎましたが、一年間使わなかったため最初はなかなか動かなかった動力脱穀機。ベルトにテンションを加えながら徐々に動力を伝えていくと脱穀機はそろそろと動きだす。完全に動き出すと籾を選別するための風が吹き出すようになりました。しばらく動かして脱穀機の各部の点検をしました。

            ベルトで動力脱穀機を動かし各部の調子をチェック


 動き出した脱穀機の各部を点検しながら、回転部などに油をさしました。東京農業大学生に油をさす箇所を教えて、実際に彼に油をさしてもらいました。籾を排出する箇所は去年取り残した籾が張り付いていました。このため籾を送出する風が通らなくなっていました。この籾を取り除くと、籾排出部に風が来るようになりました。これで、ちゃんと脱穀した籾が袋に入るようになります。

     ドラム部に油さし               籾排出部に油さし
 

 ここまでの作業でお昼タイムになったので、彼と田んぼの畦に座って昼食をとりました。いろいろ大学生活の話などを聞きました。彼は「よさこい」を踊るクラブに所属していて先日名古屋まで踊りに行ったそうです。充実した大学生活をおくっているようです。昼食をとると彼にもち米の稲刈りをしてもらいました。私は田んぼ周辺の草刈りをしました。

              もち米を稲刈りしてはさに掛ける


 午後2時頃までに、小学生たちが体験する稲刈り。・足踏み脱穀機・動力脱穀機などの用意を完了させました。その頃になると曇り空になったので、農機具類にシートを掛けて解散することにしました。

          小学生が稲刈り・脱穀体験する田んぼと設置した農機具

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2 コメント

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稲刈りの季節 ()
2006-10-14 21:58:35
もう、そんな季節なんですね~~ソラマメさんの日記を読むと、季節を感じて嬉しいです

(✿ฺ-ω-)ゥンゥン♫

学生や小学生も体験したり、教えたりしてるんですね(✪ฺܫ✪ฺ)

食べ物の大切さ、ありがたみが分かる良い体験ですね(๑→‿ฺ←๑)



どんぐりころころ食べましたよ!!!!

意外な感じで、口の中でもさもさした感じで食感は、

栗さんに似てました。味はなかった。

思ってたより、おいしかったです。

ありがとうでした。彼氏にも早く食べてもらいたいな~~~
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どんぐりの味 (Unknown)
2006-10-15 20:22:04
 年に一度、秋を感じるためにちょこっと食べるにはいいですね。以前、茶碗に一杯分食べたら翌日までおなかもたれてしまってまいりました。

 そんなに美味しいものではないので、昔飢饉の時にだけ食べたのもうなずけます。
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