東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

泥水田んぼで稲刈り四苦八苦

2006年11月12日 | 稲:稲刈り,脱穀,精白
 昨日は高校生達が稲刈りに来る予定でしたが、やむ終えず雨で延期にしました。雨に気がつくのが遅れてしまい、すでに田んぼに向っていた高校生達に丁寧に謝って稲刈りを延期しました。
 失敗の原因は、その日の天気予報では夕方が雨の予想だったので、てっきり稲刈りができると思い込んでいたことでした。そして、たまたまその日は深夜明けで朝九時まで仕事をしていて、まったく雨に気がつきませんでした。その後高校生達と連絡をとって23日に稲刈りや脱穀をすることに決めました。

 今日は、昨日とうって変わって快晴でした。田んぼに行って遅れている稲刈りをすることにしました。最初は古代米(赤米)を稲刈りしました。全部刈り取らないで、高校生のために少し稲を残しておきました。

     倒れた古代米(赤米)を稲刈り、高校生のため少し稲を残す


 次に、ため池の田んぼに行って稲刈りしました。この田んぼは水はけが悪くて今でも地面がじくじくしています。しかし、いつまでも稲刈りしないとスズメなどの害鳥に貴重なお米を食べられてしまいます。長靴をはいてぬかるむ田んぼに入り、稲刈りを開始しました。
                 水はけの悪い田んぼで稲刈り開始


 近くを流れる小川の水位が田んぼより高いことが、田んぼの水はけが悪い一番の原因です。小川から少しずつ水が田んぼにしみこんでいるようです。このため。小川側の田んぼに一番水が溜まっています。

           長靴が田んぼにはまり、歩くことがとても困難


 気がついたことですが、スズメの被害が大きい稲元には水気がありません。そして、水はけが悪いところの稲は被害が少ないのです。被害が大きい田んぼの地面を見ると、スズメの足跡がたくさんあります。スズメは稲穂に乗っかかり、稲穂を地面に落としてから落ちたお米を食べるようです。
 水気が多い田んぼを四苦八苦して稲刈りしましたが、ぬかるんだ田んぼで足腰が疲れたので3時間ばかりで稲刈りをやめました。泥水が足腰,手足,顔に付いて、体中がすっかり汚れてしまいました。

       今日稲刈りをした田んぼ、水はけが悪くて稲刈り四苦八苦


 このような水はけの悪い田んぼは、バインダのような機械で稲刈りすることができません。手刈りで少しずつ稲刈りするしかありません。休日の時にでも少しずつ稲刈りしようと思います。
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