東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

子供用の背負いワラ籠(ほぼろ版)の試作(2/4)

2023年03月28日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 ほぼろの底部を丸く編み込むと、底が抜けないように表と裏を蜘蛛の巣状に編みました。この蜘蛛の巣状に編み込む方法は地域によって差があるようです。縁の編み方,俵の両端の編み方,底部の編み方などの違いです。地域性があって面白いと思います。時間があれば各地の資料館を回ってみたいものです。

         子供の背中に合わせた背負いワラ籠(ほぼろ版)


 私個人の好みですが、草木染めした紐で編み込むのが好きです。わらと紐のコントラストが、なめこ壁のようなのです。今回の子供用の背負いワラ籠は、円柱面は紅花で染めた紐で編んでみました。底部は藍染めした紐で編んでみました。

  蜘蛛の巣編み開始     もう少しで完成     蜘蛛の巣編み完成
  

 底部の表と裏を蜘蛛の巣状に編み込み終わりました。これで、わら籠部分の出来上がりです。次は、わら籠の内張にする布袋をミシンを使って縫製しようと思います。最後に、背負うためのワラ紐を取り付けようと思います。さて、使える子供用の背負いワラ籠(ほぼろ版)ができるでしょうか。

   底部の表側を蜘蛛の巣編み開始     完成した底部表側の蜘蛛の巣編み
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする