東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

稲の出穂

2008年08月22日 | 稲:その他

 田んぼでは、稲がいっせいに出穂して花が咲いています。籾の外には小さく白いオシベが垂れ下がるように出ています。一般の花のような美しさやあでやかさはありませんが、この花を見るとひとまず安心します。これから乳熟期を経て、籾の中に米粒ができます。

          花が咲いたお米の穂、オシベが籾殻から出ている


 花が咲いた後お米は乳熟期に入りますが、これからはスズメなどの害鳥に悩まされ続けます。スズメは、汁のような状態なったお米をあたかもジュースのようにすすります。一度吸われた籾はもうお米になりません。また、こぼれた汁で稲は白くなりカビなどで黒く汚れます。
 この被害を避けるためには、田んぼ全体に網を張るしかありません。暑いこの時期の防鳥網を張るのは大変な作業です。

             いっせいに出穂して花が咲いている稲


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする