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東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田んぼの不思議な住人達

2010年11月01日 | 生き物
 田んぼや畑で思わぬ小動物に出会うことがあります。今回、モグラの死体がありました。どうしてこんな所で死んでいるんだろうと思いました。モグラはふつう地中に住んでいるので、めったに地表に出ないはずです。このところの急な寒さが原因かも知れません。見たところやや小さいので今年生まれたモグラかも知れず、十分な餌を取れなかったのも知れません。なお、10年ほど前に田んぼで亀を発見したことがありました。

                   畑の通路にポツンと死んでいた小さなモグラ


 さらにもう一つ、巨大なミミズがいました。ミミズと言うと大きくてもせいぜい鉛筆の太さです。しかし、今回発見したのは太さが人の指以上の巨大ミミズです。持っても重量感がありました。昔、アマゾンのジャングルに住んでいるインディオが大きなミミズを食べている映像を見たことがありますが、まさに食料にしてもいいぐらいの大きさでした。ただし、巨大すぎて動きは緩慢でした。

                人の指以上の太さの巨大ミミズ
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ヨトウムシ(夜盗虫)の被害

2010年10月29日 | 生き物
 秋冬野菜が続々と育っていますが、一番の悩みはヨトウムシの被害です。今年はほうれん草の畝が一番ヨトウムシにやられています。一つのほうれん草が食害にあうと、次の日にはその隣のほうれん草が食害にあいます。暇があれば根元をほじくってはヨトウムシを取り出していますが、なかなか見つかりません。農薬をまきたくないので半ばあきらめています。

              食害にあったほうれん草と根元の地中にいたヨトウムシ
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ラーメン猫

2010年09月18日 | 生き物
 我が家の猫が、蚊かダニに噛まれたの両耳が赤く腫れてしまいました。痒いのか、足でその腫れた耳をひっかくので出血してさらに赤くなってしまいました。このような場合、犬猫病院ではエリザベスカラーと呼ばれる襟飾りのようなものを首にかけます。
 しかし、我が家にはそんな医療器具はないのでラーメンの椀をハサミで加工して即席エリザベスカラーを作りました。猫はとても迷惑そうですがいたしかたありません。猫ちゃんはラーメン襟飾りに戸惑いながら生活しています。

    ラーメンの椀を首に付ける            首を伸ばして餌を食べる
 
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網にからまるオニヤンマを救出

2010年09月13日 | 生き物

 先日、田んぼに防鳥網を架けました。その網を見回っていると、とんぼのオニヤンマがからまっているのを発見しました。オニヤンマは特徴のある色合いをしているので遠くからでも分かります。黒地に黄色い筋が映える色です。大型のとんぼのため網にたやすく絡まるようです。オニヤンマ以外のとんぼがからまることがあります。シオカラトンボはオニヤンマ以上にたくさんいますが、体が小さいためあまり網にからまりません。

  防鳥網にからまるオニヤンマ           黒地に黄色が映える色
 

 網から優しくオニヤンマを外して、親指と人差し指でオニヤンマの胸部を掴みました。オニヤンマは掴まれることを嫌がって、盛んに鋭い口をもぐもぐさせていました。ゴーグルのような緑色の複眼をじっと観察していると、おとなしくなりました。一通り観察を終えると掴んだ指を離すと、スーっと飛んで行きました。
 この田んぼは無農薬・無肥料のため、そして田植えから稲刈りまでの期間一切水を絶やしません。このためとんぼをはじめいろいろな昆虫が住んでいます。

               胸部を掴まれておとなしくなったオニヤンマ

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夕方、田んぼ上空にコウモリ乱舞

2010年08月14日 | 生き物



 午後6時過ぎやや空が薄暗くなりかけた時、田んぼに行くとコウモリがたくさん飛び交っています。最初は小鳥かと思っていましたか、鳥のように直線に飛ばないでまるど蝶のような飛び方です。しかも、全身が黒い色をしています。夕暮れ時はあまり鳥は飛ばないので、コウモリと分かりました。田んぼの上空を飛び回っては、蛾のような昆虫を取っているようです。田んぼにはコウモリが食べる虫がたくさんいるのではないかと思います。

       午後6時過ぎ、薄暗くなった田んぼはそろそろ出穂の時期

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野生のハトを救出

2010年06月25日 | 生き物



 田植え体験にやってくる大学生のために田んぼに行くと、麦畑にくるくると動いている黒い影がありました。よく見ると、麦畑を覆うように張った防鳥網に野生のハトがかかっているではありませんか。網に足が絡まって、逃げようとしても飛べません。
 防鳥網は小動物にとって優しくありません。これまで防鳥網に、伝書鳩インコなどがかかったことがありました。珍しいところではヒキガエルが網に絡まったことがありました。麦を刈り取ったらすぐに防鳥網を片付けようと思います。

              防鳥用網に足が絡まって逃げられなくなったハト
 

 ハトを捕まえるために網を張ったのではなく、スズメなどが麦畑に入らないように張ったものです。一度網の中に入って麦を食べた後に飛び去ろうとして網に絡まったのではないかと思います。絡まってからそんなに時間が経っていなかったらしく、絡まった足を外すと元気に飛んで逃げていきました。

           絡まった網から足を外したハト、思ったより元気

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シュレーゲルアオガエルが産卵

2010年05月25日 | 生き物
 雨の降りしきる田んぼを見回っていると、水がゆるく流れる小川に白い卵塊が浮いていました。すぐにシュレーゲルアオガエルの卵塊だと分かりましたが、普通シュレーゲルアオガエルは卵塊を土中に生みます。なぜ小川に生んだのか分かりません。昨日今日の大雨で土中から卵塊が漏れ出てしまったのかも知れません。

       小川にプカプカ浮かんでいたシュレーゲルアオガエルの卵塊


 卵塊を手にとってよーく見ると薄黄色の卵がたくさん混じっていました。その一つ一つの卵を目を凝らして見ると変態がだいぶ進んでいるようでした。尾のようなものがわずかに見えました。卵の様子から、オタマジャクシになるにはまだ早いようでした。この田んぼにはカエルやオタマジャクシの天敵であるヘビ,水鳥,ザリガニ,ヤゴなどがたくさんいます。数百もの卵のうちカエルになるのは数十匹でしょう。さらに親になって来年再び卵を生むことができるカエルは数匹程度ではないかと思います。

           卵塊の泡中に浮かんでいる変態中の卵
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おたまじゃくしの幼生

2010年03月08日 | 生き物



 このところ天気が悪く毎日のように雨が降っています。このため、なかなか畑仕事ができません。ところで、一週間ほど前にカエルが産卵していましたが、その後どうなったか気になって田んぼに行ってみました。すると卵は姿も形も無くなっていました。最初、他の動物に食べられてしまったのかと思いました。しかし、水面下をよく見ると無数のおたまじゃくしの幼生がいました。

           水面下に無数に発生していたおたまじゃくしの幼生

 黒い幼生は冷たい水の中でじっとしていました。時々体をを震わせるように動かします。まだおたまじゃくしの形をしていませんが、もう少し水が温かくなれば水草などを食べて大きくなると思います。

            なめくじ状のとても小さな黒い幼生

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カエルが産卵

2010年03月02日 | 生き物
 田んぼを巡回していると、カエルの卵塊を発見しました。今年になって始めてのカエルの産卵です。卵塊は細かい土が付いてすっかり茶色になっていました。先日雨が降って田んぼ内の水が濁っていましたのでその土が付いたようです。雨の前か雨が降っている最中に産卵したようです。

          細かい土が付いて茶色になったカエルの卵塊


 卵の形状は粒に見えるのでアカガエルかトノサマガエルの卵のようです。しかし、この付近でアカガエルを見ることはまれです。トノサマガエルは一度も見たことはありません。産卵してから日が経っているようですので、ひも状のヒキガエルの卵が崩れて粒状になったのかも知れませんが?
 ヒキガエルだとすればこの田んぼの傍には山が隣接してるのでその山から出てきたようです。以前この田んぼに出てきて網にからまったヒキガエルがいました。この山にはたくさんのヒキガエルがいるようですので。

              ゼリー状の卵塊内は黒い卵粒がたくさん
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晩秋、羽アリが大量発生

2009年11月12日 | 生き物
 11月の初めk快晴で暖かい日、地面が茶色に変色しているのに気が付きました。何だろうと思ってその地面をよく見るとなんだか動めいています。腰を落として目をこらして見ると、何と羽アリの大群でした。羽アリは早春によく見かけます。これから冬に入るこの時期に、羽アリが発生するのを見たのは初めてのことです。茶色の小さなアリですが、どんな種類のアリでしょうか?

              巣穴の回りを動めいていた羽アリの大群
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陸に上がったアマガエル

2009年07月23日 | 生き物
 昨日脱皮中のカマキリを田んぼで見つけましたが、田んぼの周辺では陸に上がった小さなアマガエルをたくさん見かけるようになりました。田んぼにいるとヘビなどの捕食動物に食べられてしまうのでしょう、ヘビに見つけられにくい高い草の葉の裏でたくさん見かけます。

       田んぼ脇の笹の葉上の小さなアマガエル(小さな尾がある)
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脱皮中のカマキリ

2009年07月22日 | 生き物
 田んぼを歩いていると、稲穂にぶら下がって脱皮しているカマキリを見つけました。この時期にしては大きめのカマキリです。山際のカマキリは小さいのに、このカマキリはイナゴなどをたっぷり食べて大きくなったのでしょう。これからさらにイナゴなどの害虫を退治してくれるでしょう。

             稲穂にぶら下がって脱皮しているカマキリ
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山里の田んぼに生息するトンボ

2008年10月20日 | 生き物
 今の時期、山に接する田んぼを回っているといろいろな昆虫が防鳥網に引っかかっています。特に大型のトンボが、カサカサ音をたてて網を抜けようとしています。しかし、なかなか網を抜けることができません。糸トンボや赤とんぼなどの小型トンボは、網の中を飛んでいますが引っかかっているのをまず見たことがありません。
 今日はギンヤンマと思われるトンボがカサカサ音を立てて網を抜けようとしていました。しかし、羽が大きいためなかなか抜け出すことができません。網をはずして逃がしてやることにしました。

               網から逃がしたギンヤンマ(カトリヤンマ?)


 ギンヤンマやオニヤンマなどの大型トンボは子供に大人気です。私も子供のころによく捕まえました。当時、補虫網は田舎ではなかなか売っていませんでした。このため、クモの巣を利用して捕まえていました。竹で丸い輪を作って、その輪の中にクモの巣を丸ごと貼り付けます。つまり、輪の中にクモが糸を張っている感じです。

           トンボの胸をやさしく摘んで持つ


 次に、クモの糸が付いた竹の輪を竹竿の先に取り付けます。そして、トンボを追いかけながらその輪の間にトンボを通すようにします。すると、トンボは竹の輪の間のクモの糸に引っかかります。
 このようにして、補虫網を使わないでトンボを捕まえていました。昔懐かしい子供の遊びの一つでした。今ではトンボを取る子供達の姿すら見ることはなくなりました。

             ヘルメットのような複眼が特徴のトンボ
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産卵場所を探す雌カマキリ

2008年10月10日 | 生き物
 畑を散策していると腹をふくらませた雌カマキリを見つけました。腹がよほど重いのか秋になって気温が下がってきたからなのか、よろよろしながら草にぶら下がるように移動していました。どうも産卵場所を探しているようでした。

               産卵場所を探して草の上を移動する雌カマキリ


 暑い夏ならば人を見ると威嚇するようにカマを振り上げますが、産卵場所を探すのに夢中なのか私に気が付きません。数cmに目を近づけてもカメラを近づけても、気が付かないようでした。昆虫界の頂点に立つカマキリも冬にはかないません。次の世代を残すために一番安全な場所を探して卵を産むのでしょう。

          休みしながらもゆっくりと草をよじ登る雌カマキリ
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田んぼで見つけた小さなヘビ

2008年10月01日 | 生き物

 田んぼの畦を歩いていると、小さなヘビを見つけました。成長したヘビは捕まえると口を開くなどして威嚇しますが、この子ヘビはとても小さい上に逃げる動作しかしません。今年生まれたヘビだと思います。
 とても小さくて、ちょっと可愛らしい顔をしていました。色や形から、おそらくアオダイショウの子供ではないでしょうか。この時期は、田んぼから上がった小さなカエルがたくさんいます。このカエルなどを食べて育ったのではないでしょうか。

               正面から見ると、とても可愛い子ヘビ


 この子ヘビ、この秋にたっぷり食べないと冬眠できません。冬眠するための体力を養うためにカエルやトカゲなどをたくさん食べなければなりません。逆に、タヌキや別のヘビに食べられてしまう恐れもあります。これまで厳しい生存競争を生き抜いてきたこの子ヘビ、来年また出会いたいものです。

    きりっとした子ヘビの横顔           首を伸ばして逃げたそう
 

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