東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

田植え準備、可愛いシュレーゲルアオガエル

2007年04月21日 | 稲:春作業,苗作り
 このところ寒空でしたが、ようやく暖かくなってきたため田植えの準備を始めました。脱穀以来しばらく田んぼで作業しなかったため、田んぼも畦もすっかり雑草で覆われていました。雑草があると耕運機のロータリーに巻きつい耕耘がうまくいきません。このため、雑草を刈る作業からはじめました。まず、草刈機のエンジンを動かすための混合ガソリンを調合してエンジンのタンクに入れます。始動ローブを数回引くと調子よくエンジンが動きはじめました。けたたましい音を響かせながら雑草を刈り取っていきました。

              田んぼの周辺から雑草を刈り取る


 雑草を刈り取ると、今度は耕運機を動かして田んぼを耕耘します。明るい日差しの中、快調に田んぼの地面を耕運します。しばらく耕すと雑草や去年入れたワラがロータリーに巻きつきます。巻きつくとロータリーがスリップして耕運がうまくいかないため、時々エンジンを止めて巻きついた雑草やワラを取り除きます。

                耕運機で田んぼを耕運


 耕運していると、刈り取った雑草の根元に動くものに気がつきました。目を凝らして見るとなんとシュレーゲルアオガエルです。普通のアオガエルに比べて大型で、耳のところが黒くないので、すぐこのカエルと分かりました。雑草を刈り取るときによく逃げのびたものです。このカエルは代かきする頃に畦の土のなかに白い泡状の卵を産みます。つぶらな目がとても可愛いアオガエルです。そろそろ代かきシーズンなので田んぼに出てきたのでしょう。耕耘機に踏みつぶされるといけないので、手で救って田んぼの外に逃がしてやりました。

          大型アオガエルのシュレーゲルアオガエル


 隣の田んぼも同様に、最初は草刈りして雑草を刈り取ってから耕運しました。ここの田んぼはやや水分が多いので耕運機のロータリーが沈みがちです。その一方よくロータリーが地面に食いつきます。

          隣の田んぼも、草刈りしてから耕運機で耕運


 とりあえず田んぼを耕運しましたが、田んぼを囲む畦がだいぶ崩壊していました。次回は畦を修復する作業が必要です。また、苗代を作って苗を作る作業も待っています。田植えまで気が抜けません。

          耕運した二面の田んぼ、雑草がちらほら残る
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