塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り パッション20 黒オリベペロット瓶

2020-06-16 05:41:59 | ミュージアム巡り_2020
 次は、柳原睦夫(1934〜 Mutsuo YANAGIHARA)さんの「黒オ
リベペロット瓶」(1997、陶器、Vessel putting out the tongue、
oribe type)。
 柳原さんは若い頃に陶芸と出会い、その後、富本憲吉に師事し、
森野泰明や加守田章二、熊倉順吉、八木一夫、鈴木治等の走泥社の
人々と交流を持ち、何年も先を走るイメージ作品を生み出してこら
れている。
 その造形の原点は、轆轤で成形されたパーツを組み立てデフォル
メした古代の須恵器をイメージされている。特に器やオブジェ、伝
統と革新を交差させたユーモア溢れる作品で一杯だ。
 織部焼の黒、薬品を入れるペロットの瓶、そこから液体が漏れだ
している。一見した時、馬の背に乗せる鞍と想った。
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