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次は、「始聞仏乗義」(元和5年・1619、本阿弥光悦筆、紙本墨書、
38.8/872.9cm、一巻、京都・妙蓮寺所蔵)は、日蓮聖人が身延から下
総国八幡荘若宮の豪族・富木常忍に与えた手紙。
常忍から母親の三回忌法要の布施を受けた返書で、末法の世では信
仰の深さが必要で、その教えを聞くことで人々は仏に帰依し、その功
徳は教養となると説いている。
楷書を中心に行&草書の3つの書体をあしらい、濃淡や肥痩の対比、
絶妙な文字の配置を用いて抑揚のある破天荒な書を眺めると、元和期
の光悦の感情が浮かび上がってくるようだ。
奥書には、日源上人の依頼により光悦が元和元年に筆写したことが
わかる。12月27日の日付は父親・光二の忌日である。
TNM(台東区上野公園13-9)
38.8/872.9cm、一巻、京都・妙蓮寺所蔵)は、日蓮聖人が身延から下
総国八幡荘若宮の豪族・富木常忍に与えた手紙。
常忍から母親の三回忌法要の布施を受けた返書で、末法の世では信
仰の深さが必要で、その教えを聞くことで人々は仏に帰依し、その功
徳は教養となると説いている。
楷書を中心に行&草書の3つの書体をあしらい、濃淡や肥痩の対比、
絶妙な文字の配置を用いて抑揚のある破天荒な書を眺めると、元和期
の光悦の感情が浮かび上がってくるようだ。
奥書には、日源上人の依頼により光悦が元和元年に筆写したことが
わかる。12月27日の日付は父親・光二の忌日である。
TNM(台東区上野公園13-9)