塩哲の色不異空

日々の思いを気の向くままに

ミュージアム巡り 工の芸術 曲線彫文壺

2020-12-29 03:13:18 | ミュージアム巡り_2020
 先月の11月下旬、金沢市を訪れた。その目的のひとつが北の丸
公園にあった「東京近代美術館工芸館」が同地に移転し、「国立工
芸館」として開館記念展が開催されていたので、それを鑑賞するた
め。当日はコロナの影響もあるのか、事前申込みをして足を運んだ。

 場所は兼六園の近くで、石川県立歴史博物館や県立美術館、21世
紀美術館など整備されたミュージアムが騒然と建ち並んだ一角にあ
り、NCMも完成間もない工芸館としてとても立派。
 では、「工の芸術—素材・わざ・風土」展を鑑賞させてもらいまし
ょう。
 初っぱなは、加茂田章二(1933〜83)さんの「曲線彫文壺」(1970、
Jar with pattern of waves)。加茂田さんは若い頃、益子で出会っ
た陶芸に惚れ込み、その後、岩手県遠野市へ。ここで作陶が始まり
数々の作品を誕生させていく。ところが、体調を崩し白血病で50歳
の短い人生を終える。
 加茂田さんの作品は、北の丸公園にあったMOMATで鑑賞してお
り、いつも感動した。特に短い生涯での作品創りを思い、その1点
1点に魂が込められている。
国立工芸館(石川県金沢市出羽町3-2)
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