チャリンコ漫遊

ゆ~っくり、の~びり、新しい景色と新しい世界を求めて…リンリン・尺八・田舎暮らし… 

京都迎賓館の見学

2016年07月29日 | リンリン

京都迎賓館正門の外景と内景

今年から通年公開されるようになった京都迎賓館

ネット予約か入場時間指定の当日券を求めるかの何れか。窓口受付は1日700人とも…
行列覚悟、雨のこの日は照り付けられる事も無く、来る人も少ないだろうと京都迎賓館へ。
順次入場開始の始まるのが12時かららしい。
京阪電車出町柳駅を出て早速ナビ、京都は何度来ても分からない。
碁盤の目で京都は分かりやすいと地元の人は云うけれど…

傘さしてナビ持って、しかし便利な世の中に…。
時々遠回りさせられる事あるけれど…

正面玄関

以外や以外スースーっと。
しかしスタッフの数や列の柵を見ると結構並ぶ時も有るのでしょう。


地下で手荷物検索を済ませ、入館料1.000円払い、音声ガイド200円を借りて1階正面玄関へ。
いよいよ見学スタートです。



2

聚楽の間
晩餐会が行われる時の待合所

玄関から聚楽の間へ






京指物の技能と有職織物を用いた安楽椅子が並びます。
〔聚〕は寄り集まること〔楽〕は心が安らかで楽しいこと。


人間国宝の故 早川尚古斎五世の作
花籠(竹工芸)と漆螺鈿の飾り台






3

夕映えの間

大臣会合や賓客の歓迎セレモニーなど会議や立礼式のお茶のもてなし、晩餐会の待合としても使用されている部屋。

東西の壁面は日本画家の箱崎睦昌氏の下絵を基に綴織りの技法を用いて製作された織物で、縦2.3m、横8.6m、の大きさです。
東に比叡山に月照らす、西は愛宕山に夕日が沈む風景。










4

藤の間

京都迎賓館で一番大きな部屋で、洋食の晩餐会や歓迎式典の舞台付き会場。

天井は「光天井」で京指物と和紙で行灯風の灯り

幅16m、日本の39種類の四季の花をあしらった西陣織りの緞帳
凄いです


舞台扉(きり金)
人間国宝の故江里佐代子氏の作





5




桐の間
56畳の和の晩餐会室
京料理でおもてなし。
12mの座卓で24名までの会食が出来る。
外国人ように掘炬燵?式になってます。

芸妓さんや舞妓さんらによる舞や琴の演奏などが宴を盛り上げます。


紋章は〔五七の桐〕、各所に視られます。
日本国の紋章であり、京都迎賓館の紋章でも有ります。


前室とびっくり金箔ランマ




6

庭園
深山幽谷から流れ出る水が注ぎ込む広大な池が、まわりの建物に融け合うように配置されています。
これが、古くから日本人の住まいに貫かれた伝統「庭屋一如」の思想です。
廊橋を境に池の水深が変わっており、北側の池には錦鯉が放たれています。

廊橋








海外からの賓客に日本の文化「舟遊び」を楽しんでいただきます。
和舟


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京都迎賓館

敷地面積…20.140㎡
建築面積…約8.000㎡
延床面積…約16.000㎡

平成14年3月…日建設計、施工大林組(JV)
平成17年2月…竣工
平成17年4月…開館披露式典
コメント
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