
台南縣最北の小さな老街、菁寮老街へやって来ました!菁寮老街なんて聞いたことないなー、と思われるかもしれませんが、小さな老街で客家の方々が住む集落ですので余り知られていません。しかし、最近ではここでも観光に力を入れていて、なかなかと盛り上がっているんですよ!

老街と言うだけあって、昔懐かしい木造の建物が並んでいます。

木造のうちが並ぶ通りは「木造街屋」と言われているみたいですね。

今ではこの木造のおうちが商店となっていて、この地方の特産品などを販売しています。お休みの日ともなると、観光客で賑わいを見せます。

客家の里らしく、花模様の生地で作ったクッションなども売っていました。

木造家屋に、煉瓦の柱。懐古的な通りです。

とにかくぶらぶら歩いてみましょう。

町のお年寄りが集まる場所は、どうやらこの自転車修理のお店のようです。

この瓦屋根のお宅は食堂になっている模様。

この木造のお宅は青い色がステキ!郭楼式のお屋敷ですって!昔は薬屋さんだったとか。

向かい側の通りに井戸を発見!屋根付きですね。

「荷蘭井」って書いてある!オランダ井戸という名前です。

ちびっ子達が井戸の周りに集まって、水汲み体験に夢中!

井戸のすぐ脇には洗濯場も!ちびっこがお洗濯のまねごとをしていました。

井戸の奥には民宿があるようです。ちょっと覗いてみましょう!

民宿の敷地の一角に広い洗濯場がありました。昔懐かしい感じがしますね。ポンプを押すと本当に水が出てきます!

洗濯板にはちゃんと布も用意してあって、お客さん達は銘々洗濯遊びを楽しみます。

洗濯場の後ろにはトロッコがありました!これに乗って遊べるんですよ~~!!

付属の竹竿を使ってぐいっと押し、トロッコを前進させます。結構力がいりました。

この民宿は三合院という、台湾の昔ながらの家屋の造りになっているので、お宅の真ん中が広場のようになっています。昼間は臨時のレストランとなり、厨房で作る労働者の食事が販売されています。

はい、これが昔の農作業労働時のランチ「公割稻飯」です。白いご飯の上に鶏肉、豚肉、卵焼き、野菜炒めなどが載っています。なんでもぶっかけ丼飯みたいなもんでしょうか。一杯百元でした。

食後は屋根瓦の食堂に立ち寄り、カボチャ&タピオカのデザートをいただきました。うまし!!

お店の中はこんな様子。木のテーブルに、ベンチ式の木の椅子。木の温もりが感じられます。

この竹の柱の小屋には何があるのかな?お店のようです。

昔懐かしい古い生活道具が展示されていました。

こちらは墨林文物館。昔使われていた医療用道具が展示されているらしいのですが、残念ながらこの日は開いていませんでした。

老街の外れにあるお屋敷も古くて立派な建物です。西洋式バロック調の建築です。資料によると、1928年に建てられたのだとか。今でも人が住んでいるらしいです。

老街の道路沿いに進むと、菁寮小学校があります。この学校内にも味のある建物がありました。

1910年に建てられた校舎は日本風の造りになっていて、こちらの辧公廳(事務楼)は屋根瓦といい、建物の形といい、本当に日本風。

こちらは学校の講堂。この建物も日本風の建築です。事務楼同様青に塗られていて、美しいですね。
菁寮老街は小さな老街ですが、見応えのある楽しい町並みでした。
