彰化縣の田中という町にやってきました!まずは駅前から散策開始です。田中の駅は何故か駅舎が二つ。どうして?
この町にも老街がありました。レンガ造りのレトロな建物が並んだ姿はいいですね。
この建物もレトロです。店舗のようですが、昔から商売を営んでいたのでしょう、女兒牆と言われる屋根の部分の彫刻がそれを示しています。
さて、駅の南の方に続く道をまっすぐ行くと、蔦の絡まる門構えが見えてきました。いったいここは何でしょう?
看板には「石頭魚室内設計」と書いてあります。設計事務所ってことは会社でしょうか?それともインテリアコーディネイトのお店?
おや、確かに屋号通り、垣根には石でできた魚の飾りがありますね。
門をくぐって中に入ってみると、ドアの前にはこんな木札がありました。ここには「彰化縣農会田中肥料配合厰」と書いてあります。古そうな木札ですが・・・・・
中のお宅もかなり古めかしい木造建築です。だけど、お庭は綺麗に整備されていて、鉢植えもたくさんあります。ここはいったい????
はい、実はここはレストランなのでした!レトロ感いっぱいの白黒写真が飾ってありますが、なんとも雰囲気のいいお店です。
飾り棚には本や、陶器の湯飲みなども飾ってあります。古書や詩を書いた色紙なんかもありますね。
私達もここで軽くランチをいただくことにしましたが、テーブルについてびっくり!テーブルにはめ込まれたガラスの下には小石がいっぱい!これっていったい何でしょう?
実はここ、昔は穀物倉庫だった建物を改装したレストランだったのです。それを手がけたのがインテリアコーディネイトのお仕事をしている方々でした。
そして、この場所は穀物や砂糖などを運んでいた貨車が通っていた線路上にあります。今は廃線となったこの線路も上手にお店のインテリアとして活かしているのがなんともニクいですね。
ほら!線路上はテラス席になっていたりします!というわけで、先ほどのテーブルの小石も、線路の砂利を活用したんですね!
お店の敷地はこのようにグリーンで美しくコーディネイトされています。
線路沿いにはお花畑もあって美しくコーディネイト!眺めていると心和みます。
木製のベンチには立派な硯が置いてありました。硯はお隣の町、二水の名産品です。郷土の芸術を展示してあるんでしょう。
お庭を眺めていたらランチが登場しました。海鮮スパゲティーと、
グラタンをいただきました。正直、食事のほうはそこそこというお味でしたから、このお店を利用するのはティータイムにした方がいいようです。だけど、このお店の内装やお庭は一見の価値がありますよ~!
石頭魚鐵道珈琲館 : 彰化縣田中鎮興工路 TEL(04)875-6849 火曜定休