台湾の離れ島の中でも最も大きな澎湖島へ行ってきました!見所の多いこの島の魅力がじゅうぶんお伝えできればな、と思います。上の写真は澎湖島のシンボル『跨海大橋』!全長2160メートルの橋の両端にある白いアーチが印象的です。
澎湖島唯一の市、馬公市には『老街』と呼ばれる古い通りが残っています。中央街がそれです。
その中でも『四眼井』という穴が四つ並んだ井戸は、今でも水が枯れることなく活用されているというので、珍しく思いながら見学しました。三級古蹟に指定されていて、市で一番古い井戸だそうです。
『四眼井』のすぐ前にあるのが『乾益堂中薬行』というお店。このお店の建物も古いもので、日本統治時代に建てられたのだそうです。お店の名物薬膳玉子は味が濃く、旅のお供に最適!
これも三級古蹟に指定されている『萬軍井』という名の井戸です。清朝の頃、島に上陸した軍が水がなくて困り果て、媽祖の神様にお祈りしたところ、ここから水が湧き出たという伝説があるのだとか。
老街のわきっちょに『模乳巷』という細い小路がありました。ここも100年の歴史がある道だそうで、人とすれ違ったら必ず体が触れあってしまうほどの小道です。
島の北部、白沙島の西に大榕樹という台湾で一番大きなガジュマルの木があるというので見に行きました。これを見るのが楽しみの一つだったのですが、実際見てみて更にびっくり!ここのガジュマル、島に吹き付ける強風に煽られ長い時間を掛けて広がっていったとかで、枝分かれの数が尋常ではないのです。あまりにも広がりすぎて石で作った棚に支えられており、その下を人が歩いて通れるようになっていました。藤棚は見たことがありますが、“ガジュマル棚”は初めて見ましたから驚きました。このガジュマルの幹はどんなに太いのかと思いましたが、意外と細くてまたびっくり。(赤いリボン状の紐で結わえられているのがもともとの幹)しかし、ガジュマルは枝葉を伸ばし、影を作って涼を呼び、島の人々の憩いの場となり、観光名所となっていました。
『跨海大橋』を渡って西島へ。西島の北にある小門島には海辺に『鯨魚洞』があります。玄武岩が重なって巨大なオブジェのようになっていますが、鯨に見えるでしょうか?引き潮の時は洞窟に波音が低く響くのだそうです。さしずめ鯨の声ってところでしょうか。
澎湖島の最南端に移動してみましょう。ここには『風櫃洞』というおもしろスポットがあります。玄武岩がゴロゴロしている浜辺ですが、ところどころ岩場がV字型になっているので、そこに波が勢いよくあたると激しく水しぶきが上がります。勢いが強いと水しぶきが水柱のように高く上がり迫力があります。また、波が洞穴の部分に打ち寄せたとき、その勢いで空気が岩と岩の隙間からこだまするように発せられ、ドォーン!!とすごい音がします。まるで大砲か何かを打ったみたいな、重くてお腹に響くような音でした。
風の強い澎湖島には風力発電の風車が風を受けてくるくる回っていました。自然の有効活用、大いに結構!
夜には馬公市に戻り、西瀛虹橋を見に行くのをお勧めします。夜暗くなってきたら、橋の欄干部分が虹の七色にライトアップされてファンタジックです!海にもこのライトが映ってとってもきれい!
澎湖島へは台北、台中、台南、嘉義、高雄からそれぞれ飛行機が出ています。嘉義と高雄からは澎湖島行きの船もあります。
宿泊先のホテルや民宿に馬公空港まで迎えに来てくれるサービスがあるか、確認した方がいいでしょう。是非、空港まで送迎のサービスのある宿を選びましょう。
澎湖島の本島観光は見所が多いので、バイクか車をレンタルしたほうが効率よく回れると思います。暑い時期や寒い時期はバイクはきついので、車を使った方がいいでしょう。車の手配はホテルのカウンターや市内の旅行代理店でできます。
無職の暇に任せて、澎湖の更に離島も巡ってみました。七美、望安、吉貝。
特に七美は見所一杯で素晴らしかったですよ。
跨海大橋は私の時はちょうど工事中で渡れはしたものの、ろくな写真が撮れませんでした。こちらは綺麗に撮れましたね。いいなぁー。
私の澎湖旅行記、もしご興味ありましたらお越しください。
http://chinataiwan.blog102.fc2.com/blog-category-1.html
このページはとりあえず澎湖本島のレポートを書きました。
東海の鳥島、員貝島、南海の七美、望安にも行きましたので、後ほどまたレポートしますね!
澎湖は見所がいっぱいあって、とっても楽しかったです。
コメントいただきありがとうございます。
澎湖島にお住まいなんですか!
それは素晴らしい~!
私達が行った時、老街は作られたばかりの新しい老街になってました。
西河印刷所、拝見しました。
たとえ作り替えられたとしても、名残を取っておく試みはいいことだと思います~!!