新北市の石碇老街へ行ってみました~!
台湾で有名な老街というと、九份老街や三峡老街、大渓老街、鹿港老街など、観光地にもなっている賑やかなスポットが多いのですが、石碇老街はそれらとはまたひと味違う、地味な感じのする所です。でも、魅力がいっぱい詰まった老街なんですよ!
石碇老街の特徴と言ったら、何と言っても建物の建て方にあります。崩山渓沿いに建てられた家々は、皆二階建て以上になっていて三階建てのものも多く見られます。
そして一階部分の下には「吊腳楼」と呼ばれる柱があり、この柱が作る空間を活かして、川の水を汲みに行くことや、川沿いを行き来することができるようになっています。
そのために一階部分には皮へ降りていく階段が2,3軒おきに設けられています。
川沿いに発達した街なので、川に架かる橋も多く、その橋からも川へと延びる階段がしつらえてあります。
楼街の中には小さいながらも味のある道があり、特に石碇東街(不見天街)は興味深いです。
赤い提灯がぶら下がっていたりなんかして、ちょっと風情がありますね。
中ほどに昔漢方薬のお店だった店舗がありました。今はもう使われていませんが、部屋は保存されていて見学ができます。
木製の椅子やテーブル、蝋燭の燭台、包丁、まな板、金庫などがありました。
台所だった場所の横から階段が延びていましたが、二階は立ち入り禁止でした。
勝手口から外へ出られ、そこから上の山に向かって階段がついていました。この階段は上ってもOKということでしたので、上に行ってみることにしました。
階段を上りきると、石塀に木の根っこが絡まっていて、ちょっとした迫力でした。
木の根っこの門をくぐると、そこには山の岩壁があり、神様が祀られていました。
さて、老街にはいろいろな飲食店があります~。こういうお店を巡ってみるのも面白いですね。
石碇老街といえば豆腐料理で有名です。このお店で豆腐を食べてみることにしました。
豆腐三吃というメニューを注文しました。まずは紅焼豆腐です。
揚げ豆腐も登場です。豆腐をつけて食べるタレが甘酸っぱくてしょっぱくて、インパクトがありました。
豆腐の汁物も美味しかったです。
椎茸と野菜の炒め物も注文しました~!
休日とあって人出も多く、老街の広場も賑わっています。
こちらは老街でも有名な豆腐屋さん。豆乳も人気商品です。
川を挟んで発達してきたというのも石碇老街の特徴です。
ほら、川と一体となった老街の景色、素敵でしょ。
石碇の人が大事にしている川にも下りてみました。
川のそばで皆さん何をやっているのかというと・・・
この川で泳いでいるお魚たちに餌をやっていました。自然保護のため、こちらの川では禁漁となっています。そんなわけで魚がたくさんいました!
川沿いの石垣がちょっと面白い造りになっています。
「大石劇場 渓石之間」と刻まれていました。
それにしても石の組み方が芸術的です!
有名な老街のような華やかさはありませんが、ぶらっと訪れてみるにはいい町です!
ほかにも見所があります。次回は矢印が指し示すところを全て行ってみたいですね。
石碇老街へは台北MRT木柵駅などから666番のバスで石碇駅下車。そこから徒歩ですぐ。