ふぉるもさキッチン(台湾厨房)

台湾あれやこれや、色々なトピックスをご紹介したいと思います。(すでに閉店してしまった施設、店舗もあります。悪しからず。)

金山の金包里老街

2009-02-23 22:18:51 | 町を訪ねて
      
 台北市にそびえる陽明山の北に、海辺の町であり温泉の町でもある金山というところがあります。今回はこの金山で週末賑わう「金包里老街」をご紹介します。

 金包里街は石畳の古い町並み。この道沿いにいろいろなお店が並んでいて、大勢の人が行き来し、週末は常に大変な活気に満ち溢れています。


      
 海に近いこともあってか、寒天の原料テングサを売っているお店も多かったですねー。しかも今年は日本から入ってきた寒天ダイエットブームが台湾でも火をつけ、寒天関連の食品販売は大繁盛のようです。


      
 ジュースの屋台もたくさんありました。透明のプラスチックコップの中に入っている不思議なモノにひかれて見てみると、それは「石蓮花」でした。(日本にもこの植物、あると思うのですが、日本語では何というのかわかりませーん)台湾の人はこの石蓮花に梅味砂糖をつけて食べます。スーパーなどでも石蓮花+梅砂糖のセットがパックに入って売っていますが、ジュースは初めてなので飲んでみることに。おばさんが石蓮花と砂糖と水をミキサーにかけ、氷を加えてくれました。アロエみたいな爽やかさがあって、意外とおいしかったです。


      
 他にも名物の鴨肉を売る店や、名産のサツマイモを使ったお菓子を売る店、牡蠣フライの店、いろんな味のシャーベットを売るお店なども人だかりがしていました。(上の写真は行列ができていたシャーベット屋さん)


      
 シャーベット屋さんでシャーベットを食べてみました。白いのがヤクルト味、黄色いのがマンゴー味、紫のがサボテンです!


      

 が、老街での一番人気は何といっても“お寺レストラン”!老街沿いに「保安宮」というお寺があるのですが、その中に露天の厨房があって、ここでおばさん達が海鮮料理や野菜炒め、焼きそばを脇目もふらず一心不乱に作っているのです!料理が出来上がったら前の台に順次並べていきます。観光客はその中から自由に気に入ったおかずを取って、老街沿いの空いているレストランのテーブルにつき食べます。食べ終わったら最後に精算するのですが、レストラン自体はただお箸と小皿を出すだけ。なんだか不思議なシステムですが、つまり、この老街ごとセルフサービスのレストランになっていて、厨房がお寺の中に位置しているというわけです。(上の写真のおじさんはおかずを手にテーブルのある所へ移動中)それでお客さんはおかずの皿を持ったまま、空いているテーブルがあるレストランが見つかるまで、混み合った道をしばらく歩かなくちゃならないのです。


      
 というわけで、ゲットしましたよ!人混みの中格闘すること15分!大変でしたがお皿を運んでまいりましたっ!!!

 なかなかおもしろい金山。もう一度行きたい町でした。台北に来られたら、この金山にも是非足を伸ばしてみてください。

 金山へは台北からバス(国光客運か、皇家客運で約1時間半)で「金山」下車。

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