この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

大分の臼杵・佐伯に行ってきました、その2。

2020-05-03 20:44:00 | 旅行
 待っていたのは悪夢でした。
 風連鍾乳洞の駐車場から抜ける脇道はいわゆる「酷道」でした。
 舗装こそされているものの、離合出来る道幅はなく、その上ガードレールもないんですよ。
 わずかでもハンドル操作を誤れば崖下に真っ逆さま、もちろん一方通行でも何でもないので対向車が来る可能性もあります。
 今対向車が来たら、と想像すると、来たことを心の底から後悔しました。
 岡山旅行の最終日を思い出しました。
 あんな思いは二度としたくなかったのに…。
 たぶんこれから一ヶ月ぐらいは好きな言葉は?と聞かれたらガードレールって答えますね。
 もしかしたら一生そうかもしれません。
 まともに離合出来る道に抜けたときは安堵のあまり身体の震えが止まりませんでした。
 帰りは絶対今来た道を行くまい、と心に固く誓いました。

 とりあえず駐車出来るスペースがあったのでそこに車を停め、そこから歩いていくことにしました。
 酷道を運転させられるのはもう勘弁!と思ったのです。
 しばらく歩いていたら、思いがけぬ人に出会いました。
 思いがけぬ人っていうか、郵便配達のバイクだったんですけど、こんな山の中で郵便配達人に会うとは思ってもいなかったので本当にビックリしました。
 慌てて手を挙げて停めて、道を尋ねました。
 するとこの先の道は今来た道のようなひどい道ではないことと白鹿権現までは歩いて30分ほどであること、さらにこの道を先に進めば臼杵市内に抜けられることを教えてくれました。
 この郵便配達人さんもそうですけど、コンビニで西神野までの道を教えてくれた人もそうだし、この後西神野で白鹿権現のことを教えてくれた地元の人もそう、みんな親切でしたねぇ。
 この旅で気になることがいくつかあって、こんな時期だから県外の人間には冷たいんじゃないだろうか、って心配してたんですけど、まったくの杞憂でした。
 
 車に一度戻り、西神野まで行きました。
 白鹿権現の立て看板があるところに車を停め、そこから先は歩いていくことにしました。
 万が一この先が酷道だったらいけないと思ったからなのですが、そんなことは全然なく、逆に距離がありすぎたら困るところだったのですが、それもなかったです。
 
   

 これが熊野神社の鳥居。
 この鳥居をくぐるといよいよ白鹿権現がその本性を現します。

                                                  続く。
コメント
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