世界の常識

昨日午前中、お得意先から２件クレームの電話がかかってきた。
１件はトイレの床に水が貯まるという。古い隅つきタンクの洋式トイレ
だったので、長年使ううちに床からの排水パイプと便器の接続ゴムパッ
キンが老化してそこから水漏れがしだしたのだろう。
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２件目は家電付きアパートの冷蔵庫ドアが締めてもひとりで開く。
こんなクレームは、始めて聞くのでどう対処したらいいかわからなく面
食らったが、ここは根気強くやることにした。
冷蔵庫メーカーはハイエースで、品番はＡＢＣー１２３で、納品は２年
前というのが調査の結果わかった。
ハイエースというメーカー名は始めて聞くので、インターネットで調べ
ると中国の家電メーカーで家電生産高が世界一という。
使用期間が２年ぐらいで、ドアの締まりが悪くなるとは考えられないが
近くにあるエディオン下松店にクレーム処理をお願いした。
夕方、さっそくエディオンアフターサービスから電話がかかってきた。
「ハイエースのドアはストッパーが付いてないので問題はありません」
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日本の冷蔵庫はドアを片手でポンと押せば、吸い付くように絞まります
が、これは過剰とも言えるサービスをするために日本のメーカーが作った
常識で、そのためにコストアップになっていたのです。
ハイエースはドアを最後までしっかりと閉めないと閉まらない。これ
は価格を下げるために過剰サービスをしない世界の常識なのです。
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もはや日本の常識は世界で通用しなくなったということを、このクレー
ム処理をすることで勉強をさせてもらいました。

                                                          　

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