石の上にも３年

ここ最近晴天続きでしたが、今日は久しぶりに雨が降っています。
サクラが開花し始めて３週間程たちますが、この間ほとんど雨が降って
いませんでした。先週下松市の米泉湖に花見にいってきましたが、水の
水位が下がっていたのが少し気になっていました。今日の雨は、それを
カバーしてくれるぐらいのまとまった雨になりそうです。そしてなによ
りも、今日の雨は人のために花見を出来るだけ長く楽しませてくれて、
人のために生活を守ってくれる、まさに素性のいい雨のようです。
昨日中古住宅再生現場にいると、住設機器卸問屋のＮ商事所長が、新入
社員を連れてきました。百聞は一見にしかず、メーカーのショールーム
で商品を見るより、現場に座っている商品を見るのがいいと思ったので
しょう。既存のお風呂を解体して、新商品のユニットバスを入れた状態
を見た新人さんは、感激した様子でした。自分の会社が納めた商品が、
このようにして現場に座り、人の役に立つところを所長は新人さんに見
せたかったのでしょう。右も左もわからない新人でしたが、彼も２～３
年たつとたくましく育っていることでしょう。大学を卒業して体力には
自信があるでしょうが、住器屋としてその体力を生かすには、経験が何
より必要になってきます。ものには色々な形があり、細長い物から角張
ったもの丸くなったものと様々な商品があります。その商品を運ぶコツ
を覚えるだけで数年はかかることでしょうね。ものを運ぶコツをおぼえ
ながら、傷つけないように大切に扱う心も育てなければいけません。
石の上にも３年といいますが、３年間は辛抱して欲しいものです。

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