1階と2階の入居者に連絡をとり、現地に入る時間を設定した。
約束の午後2時に、1階のお客さんの部屋にいきドアホンをならすが
出てこない。このまま帰るわけにはいかないので、裏口から回ってテ
ラスから声をかけると「ハァ~イ」。完全に忘れていたようだ。
・
1階浴室に入り6尺脚立を立てて、天井点検口をあけ懐中電灯を照ら
すと、2階浴室の排水トラップがくっきりと間近に見えた。
これなら水漏れの状況を把握することができる。
懐中電灯は、家にあったのだが電池が切れて使えそうになかったので
、前日に明るく使用時間の長いものを購入したばかりだった。
・
水漏れがする2階に上がり、賃貸担当者に出水テストを行わせる手は
ずをした。洗い場排水口にシャワーを出させて、その後浴槽に水を少
し入れて水を抜く2つの方法だ。
私が1階の天井から見上げているときに、号令をかけた。
すると二つの出水方法とも、排水口からすぐに水が漏れてきた。
・
2階ユニットバスの排水トラップをばらすと、2カ所のゴムパッキン
があるのでおそらくこれが悪いのだろう。
ユニット浴室メーカーに状況を説明するのに一番いい方法は、言葉で
何度いうより動画を写して見てもらうに限る。
問屋経由で、メーカーのアフターサービスに手配をしてもらった。
・
私が2階で汗を流しながら仕事をしていると、そこの男の子が私に話
しかけてきた。「はぶらし・・ゴシゴシ ◎○×▼!!???」。
私の孫と同じ歳ぐらいだろうか。「そうか、ぼくゴシゴシ出来るよう
になったのか。偉くなったね」。と頭をなでてあげるとうれしそうな
顔になる。一瞬のふれあいだったがとても気持ちが爽快になった。
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