先日アパートに入居したばかりのお客さんから電話があった。
お風呂のシャワーから水漏れなどがあり、パッキンの取替えだけでは
だめと判断して新しく本体から取り替えることにした。
隣の空室も新しく入居者が決まり、シャワー水栓をチェックすると水
漏れを起こすのでとりあえず、この部屋は水道屋がきたときにパッキ
ンだけ取り替えることにしました。
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当日現場に行ってみると水道屋がシャワー水栓をばらしていた。
仕事でグチをこぼすことはない職人だが、「ええ加減な工事をしち
ょるから、はずれん。こんな工事はしたくない」。
古いシャワー水栓が手抜きでビス止めされてなく、空回りしてはずれ
ないのだ。10回以上挑戦をしてだめだったのでついに工具を持って
外に出て工具の加工を始めた。ガーガー、ギーギー。
細く削った工具でばらすと、あっという間にシャワーがはずれた。
グチをしきりに言っていたが、本来の無口な職人に戻ってようやく新
しいシャワー水栓の取り付けが始まった。
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以前、私はわが家の台所の混合水栓を取り替えたのだが、うまくいか
ずに何度も洩れやり直した経験がある。
今までだったら職人の細かいやり方まで見ていなかったが、この度は
目をさらにして職人のワザを見ることにした。
アームの取り付けで、ピタリと止まった位置から戻すことなく本体取
り付け行った。調整でアームを1ミリでも左に戻すと水漏れを起こす
のだがその点の職人の慎重さと正確さを見てなるほどと思った。
職人のひとつひとつワザは、限りなく奥深いものなのです。
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