クリに騎乗する

岩国乗馬クラブでは今試験を控えて練習に余念がない。
今日の騎乗はと、ノートを見ると何とクリになっていたので驚
いた。他の馬たちは予定がいっぱいで、クリだけフリーになっ
ていたので私が騎乗することになったようだ。しかしスピード
をあまり出さないと言う条件付きだったが、２ヶ月ぶり乗れる
クリだったのでなつかしく感じた。
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クリを厩舎から足洗い場に出すと、最近では見せないテンショ
ンの高さだった。あしを痛めてから新人さんがたまに乗ってい
たが、クリとしたら５０％の力を出せばそれで十分だった。
しかし私が乗るとなると、そんなわけにはいかないのがわかる
のか。馬装するとき、ピリピリして寄せ付けない雰囲気だ。
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馬場に連れ出して常歩から速歩にするが、ちょっと遅いので軽
くムチを入れると、クリが反抗的になり止まって動かない。
こんな時普通はムチを入れたり拍車で蹴ったりするのだが、こ
れは瞬間的にこらえればよい。しかし拍車でお腹をグリグリ動
かすと弱い刺激が持続するので耐えきらなくなってくる。
案の定、クリは何歩かバックをしたあとすぐに動き出した。
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私の言うことに徐々にではあるが集中して素直になってきた。
駈歩指示を出すとスムーズに走り始めたので、もう少しスピー
ドをあげようと思った。しかしあまり無理をすると痛めた足に
よくないので、８０％程のところを維持することにした。
次回も又クリに乗れればいいのだが・・・

 

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