九州・山口の地方銀行が福岡で営業を強化している。
人口減少や長引く低金利で収益環境が悪化する中、福岡は人口
が増え、再開発計画も目白押しで、全国でも数少ない成長市場
とみているためだ。
・
福岡市のJR博多駅から北西に300m大通りに面した一角で
7月22日、ガラス張りの真新しい10階建てビルがお披露目
された。肥後銀行と鹿児島銀行を傘下に置く九州フィナンシャ
ルグループ(FG)が福岡の営業拠点として建設した「九州
FG福岡ビル」だ。九州FG社長は「福岡で金融と産業振興機
能をスピード感を持って発揮できる体勢が整った」と述べた。
福岡ビルには、肥後銀が新規融資先を開拓するために「福岡法
人営業室」が入り、鹿児島銀の福岡支店も移転した。
九州FGは、福岡ビルを足がかりに福岡県内の貸出金を現在の
5000億円から3~4後には倍増させる目標を揚げる。
・
福岡市場では、山口FGが福岡の足場として2011年に営業
開始した北九州銀行は、今年3月末に貸出金が1兆1592億
円と過去7年で6割伸びた。佐賀銀も福岡県内の貸出金が66
30億円と全体の4割を占める。さらにメガバンクの三菱UF
J銀行とみずほ銀行も福岡の成長性に力を入れ始めている。
ただ福岡は、福岡銀行と西日本シティ銀行の牙城で、福岡銀は
2万社のメインバンクで、西シ銀が1万8000社に上る。
・
各行が福岡強化の姿勢を見せるのは、人口の増加に加え、福岡
都市圏で多くの再開発が進み、IT関連などベンチャー企業の
誘致や開発が増えている福岡市場が魅力的だからだ。
福岡での銀行間の競争が益々激しさを増してくるだろう。
今日のブログがよかったらクリックしてね
↓ ↓ ↓ ↓
下松市賃貸情報 http://www.sennenhome.sakura.ne.jp
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます