人手不足さらに悪化

日銀の短観では深刻化する人手不足の影響が浮かび上がった。
全規模・全産業でマイナス３６と前回１２月調査から１ポイン
ト悪化した。特に中小企業では人手不足感が強く、日本経済の
成長の足かせとなりかねない。
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３月調査では大企業・製造業が１ポイント悪化のマイナス１７
、非製造業が横ばいのマイナス３７、中小企業は中小企業は製
造業が１ポイント悪化マイナス２４、非製造業が横ばいのマイ
ナス４７で、いずれも前回に続き人手不足感が強い。
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さらに３ヶ月後の先行きは、人手不足が強まることが見込まれ
ている。大企業は製造業が１ポイントの悪化、非製造業は横ば
いだが、中小企業は製造業が７ポイント、非製造業が３ポイン
ト悪化する見通しだ。
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２０２４年春闘では、人材確保のため大企業を中心に賃上げの
動きが相次いでいる。ただ中小企業にとって、人件費の上昇分
を販売価格に上乗せする価格転嫁の実現は難しいのが現状だ。
従業員２０人で、工作機械や鉄道部品を製造するＡ鋳物工場で
は、従業員に還元するための賃上げを検討している。取引先に
は大手企業もあり、厳しい価格交渉が続いている。





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