兄はふくれっ面で、今にも泣きそうになった。
うどんはうどんでも、ざるうどんが食べたかったらしい。
でもこの時期ざるうどんを食べるお客さんは、ほとんどいない
ので在庫切れとなり、どうしてもざるがいいのなら1時間以上
待ってもらいたい。しかたがないので母は「じゃぁ、温かいの
で」とたのんだらしい。
・
うどんを席に運ぶと、母が小さなおわんに小分けしてあげた。
それでも「ざるがいいの」と言って食べようとはしないで
「ええ~ん」と泣き出す。ざるがいいのは、わからないわけ
ではないがお店としたらこの忙しい時期に5才の子供のために
振り回されたくなかったのだろう。兄のこだわりでこれに近い
ことは、過去にも何度かあったような気がする。
聞き分けのない兄は、何度も「うどんがいいの」と言って今に
もうどんをひっくり返してしまいそうな勢いだ。
・
私が子供頃、そういえばこんなことがあった・・・・・。
今日は僕の大好きなカレー日。ところが違うおかずになってい
たので、母に文句をいった。「カレーじゃないと食べん」。
すると親父は「なにお!やいとしちゃるき、こっちに来い」
と言って、仏様の前に連れて行かれた。父はもぐさを出し、
線香に火をつけた。そして私の人差し指にもぐさを乗せ、火の
ついた線香をつけると燃えるような熱さに泣きながら
「もうしません、もうしません・・」。
こんなことがあったりして、今の私がいるのかな・・・・。
・
孫兄もぼちぼち父親から、一度ガツンとやられてもいい時期な
のかもしれないな。ふたりの母親となった娘も大変だな・・。
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