明日がある社長ブログ(モール前不動産)

2006年9月からブログを書き始めて17年が経過しました。<不動産のこと、趣味のことなど話題が盛りだくさん>

敷金精算

2016年08月26日 | 賃貸不動産のトラブル
賃貸管理をやっていると敷金精算でよくトラブル。
入居者は少しでも敷金を返金してほしいのでああだこうだという。
しかし入居者の言い分を聞いて、敷金を精算してしまうと新しい入
居者募集の時きれいな部屋の状態で貸せなくなることになる。

7月に退去したお客さんから電話がかかってきた。
「敷金精算はいくらになりますか」
「敷金2ヶ月分頂いていますのでクリーニング費と、畳表替えを差
し引くと敷金返金額は1万5千円になります」
「そんなバカなことがあるか。なんでそんなにかかるのか」
クリーニング費と畳表替えの詳細を話したが、まったく納得をする
様子ではないので電話ではらちがあかない。
「申しわけございませんが、1度来店をして下さい」。

一週間後の昨日、そのお客さんが来店した。
「入居して1年少ししかたっていないのに、畳を返る必要はない」
「1年だろうが、5年だろうが畳替えは行う規定になっています」
「あんなにきれいに掃除をして出たのに、そんなにクリーニング費
用がかかるわけがないじゃないか」
「専門業者でクリーニングをすると、戸建て貸家では最低でも敷金
1ヶ月分はかかるのです」
・・・・・・・。
賃貸契約書に記載されている内容を、何度も丁寧に繰り返して説明
をするとお客さんは納得をしてようやく帰っていった。
賃貸管理をしていると敷金精算のトラブルは、必ずついてやってく
るもの。賃貸契約書の内容も、その都度精度を上げていかなければ
いけないのかな。



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