TBS山本恵里伽アナウンサーがキャスターを務める「報道特集」の2025年7月12日放送で、参院選で争点の一つに浮上した外国人政策について「強硬な主張が急に支持を集める」「排外的な、差別的な言葉がSNSで拡散していく」「すごく戸惑いを感じています」「(参院選での)自分の1票がひょっとしたらそういった身近な人たちの暮らしを脅かすものになるかもしれない。これまで以上に想像力を持って投票しなければいけないと感じています」と語り、参院選で「日本人ファースト」を掲げた参政党から抗議された上にTBS局内からも異論が出ています。
私もこの「報道特集」をリアルタイムで観ていて、「おいおい、公共の電波を使ってこんなこと言っていいんかぃ」と思っていました。
沖縄の放送局の記者の記事に以下のものがありましたので引用しました。
以下引用
外国人の犯罪が増えている事実も全くなく、むしろ刑法犯はすごく減っているのは統計上明らかです。何となくイメージで語ることが多いので、それを見聞きして「そうだよね」と、元々ある不安・不満に少しずつ火がついている人が多い気がします。 ※外国人刑法犯検挙件数の推移 2005年に4万件超だった外国人刑法犯の検挙件数は、2023年に1万5,000件超に減少。
以上引用
また皆さんご存じの左翼新聞「東京新聞」に以下の記事がありましたので引用しました。
以下引用
参政党や自民党が外国人の増加により日本の治安が悪化していることを強調し、取り締まりの強化などの対策を訴えている。政府も7月15日に「一部の外国人の犯罪行為などで不安が生じている」(石破茂首相)などとして内閣官房に新組織を発足させた。
そもそも外国人の犯罪は増えているのか。東京新聞は統計データを確認した。(池尾伸一、小川慎一)
「いい仕事につけなかった外国人の方が集団をつくって万引とかやって大きな犯罪が生まれている」。参院選公示日の3日、参政党の神谷宗幣代表が東京・銀座での第一声で言った。
自民党の小野寺五典政調会長も、SNSの動画で「違法外国人ゼロを進める。川口のクルド人など地域で大きな問題が起きている」と訴える。いずれも外国人が増加しているため犯罪が増え、全国や地域で治安が悪化しているとの印象を与える発言だ。もっと直接的に、参政党の吉川里奈衆院議員は「外国人犯罪、重要犯罪が増加している」とも言った。
統計データはどうなっているのか。日本全体では、外国人の人口は2004年で短期滞在者も含めて197万人。2023年は377万人と2倍近くに増えている。しかし、法務省がまとめた「犯罪白書」によると、刑法犯で検挙された外国人は、2004年の1万4766人から、2023年は9726人と34%減っている。2023年は前年よりも増えたが、これはコロナ禍の反動とみられ、長期的には減少傾向にある。
凶悪犯(殺人、強盗、放火、不同意性交など)で検挙された外国人は、2014年は247人、2023年は361人と約1.5倍に増えた。この間に在留外国人は1.6倍に増えており、外国人が重大な犯罪を起こしやすくなっているとはいえない。
以上引用
自分の名前までさらして「統計では、統計データでは」などと言われると、日頃から医学臨床研究で統計解析をしている私としては、「本当かなぁ」とムズムズしてきて、確認したくなりましたので再調査してみました。
その前に簡単な例え話をします。例え話ですから事実ではありません。
カフェイン(コーヒー1杯約70mg、エナジードリンク1本約150mg)を1日1,000mg以上摂取してしまった人1,000人を調べたところ有害事象は
2023年は、不眠190人、意識障害10人の合計200人
2024年は、不眠20人、意識障害80人の合計100人で、前年の半分に減少していた。
という結果を見て、「本当だ、半分に減って良いことではないか」と思う人はいないでしょう。そんなふうに思う人はアホです。
「不眠と意識障害では有害事象の重症度レベルが違いすぎる。それらを同じ重みで合計するのは間違いだ。意識障害が8倍になっているではないか。」と思うのが正しい解釈なのではないでしょうか。
さて、上の図の左は、東京新聞が示している刑法犯罪全体の推移です。確かに犯罪数の総数は減っていますが、恣意的なのか、その内訳を明らかにしていません。
上の図の右は、警察庁が公表している刑法犯罪別の件数です。
これを見ると「窃盗」、すなわち「万引き(非侵入窃盗)」とか「自転車泥棒」とか「金属泥棒」とか「スリ」とか「置き引き」は確かに減っています。我が国が、「自転車置き場のセキュリティーを強化する」、「防犯カメラを設置する」、「外国人が犯罪を犯さないか見回りをする」など対策をとったのも原因と1つと考えられます。当たり前のことです。
ところが、図にあるように、外国人による「傷害・暴行」「詐欺」「不同意性交等・不同意わいせつ」という恐ろしい犯罪はどんどん増えています。恐ろしいですね。参政党の吉川里奈衆院議員が「外国人犯罪、重要犯罪が増加している」と言ったのは間違いではないです。沖縄の放送局や東京新聞の方が間違っています。
2025年7月15日に「一部の外国人の犯罪行為などで不安が生じている」(石破茂首相)などと発信したのも間違いではありません。
また、東京新聞が「外国人が重大な犯罪を起こしやすくなっているとはいえない」と書いている件ですが、私たちは外国人犯罪の「割合」が増えていないから安心できるのでしょうか?外国人犯罪の「割合」が同じでも「絶対数」が増えているから不安なのではないでしょうか?東京新聞の図を見ても、コロナ禍が明けた2022年から2023年にかけて外国人の人口は300万人から380万人に増加し、外国人犯罪者は8,000人から10,000人に増えています。
沖縄の記者や東京新聞の記者はアホですね。せめて理系の人が分析するべきでした。困ったもんですね。
解釈が誤っているという事実(真実性)は、国民をミスリードすること(公共性)によって、国民の公益性を損なうのでやめてほしいです。
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私もこの「報道特集」をリアルタイムで観ていて、「おいおい、公共の電波を使ってこんなこと言っていいんかぃ」と思っていました。
沖縄の放送局の記者の記事に以下のものがありましたので引用しました。
以下引用
外国人の犯罪が増えている事実も全くなく、むしろ刑法犯はすごく減っているのは統計上明らかです。何となくイメージで語ることが多いので、それを見聞きして「そうだよね」と、元々ある不安・不満に少しずつ火がついている人が多い気がします。 ※外国人刑法犯検挙件数の推移 2005年に4万件超だった外国人刑法犯の検挙件数は、2023年に1万5,000件超に減少。
以上引用
また皆さんご存じの左翼新聞「東京新聞」に以下の記事がありましたので引用しました。
以下引用
参政党や自民党が外国人の増加により日本の治安が悪化していることを強調し、取り締まりの強化などの対策を訴えている。政府も7月15日に「一部の外国人の犯罪行為などで不安が生じている」(石破茂首相)などとして内閣官房に新組織を発足させた。
そもそも外国人の犯罪は増えているのか。東京新聞は統計データを確認した。(池尾伸一、小川慎一)
「いい仕事につけなかった外国人の方が集団をつくって万引とかやって大きな犯罪が生まれている」。参院選公示日の3日、参政党の神谷宗幣代表が東京・銀座での第一声で言った。
自民党の小野寺五典政調会長も、SNSの動画で「違法外国人ゼロを進める。川口のクルド人など地域で大きな問題が起きている」と訴える。いずれも外国人が増加しているため犯罪が増え、全国や地域で治安が悪化しているとの印象を与える発言だ。もっと直接的に、参政党の吉川里奈衆院議員は「外国人犯罪、重要犯罪が増加している」とも言った。
統計データはどうなっているのか。日本全体では、外国人の人口は2004年で短期滞在者も含めて197万人。2023年は377万人と2倍近くに増えている。しかし、法務省がまとめた「犯罪白書」によると、刑法犯で検挙された外国人は、2004年の1万4766人から、2023年は9726人と34%減っている。2023年は前年よりも増えたが、これはコロナ禍の反動とみられ、長期的には減少傾向にある。
凶悪犯(殺人、強盗、放火、不同意性交など)で検挙された外国人は、2014年は247人、2023年は361人と約1.5倍に増えた。この間に在留外国人は1.6倍に増えており、外国人が重大な犯罪を起こしやすくなっているとはいえない。
以上引用
自分の名前までさらして「統計では、統計データでは」などと言われると、日頃から医学臨床研究で統計解析をしている私としては、「本当かなぁ」とムズムズしてきて、確認したくなりましたので再調査してみました。
その前に簡単な例え話をします。例え話ですから事実ではありません。
カフェイン(コーヒー1杯約70mg、エナジードリンク1本約150mg)を1日1,000mg以上摂取してしまった人1,000人を調べたところ有害事象は
2023年は、不眠190人、意識障害10人の合計200人
2024年は、不眠20人、意識障害80人の合計100人で、前年の半分に減少していた。
という結果を見て、「本当だ、半分に減って良いことではないか」と思う人はいないでしょう。そんなふうに思う人はアホです。
「不眠と意識障害では有害事象の重症度レベルが違いすぎる。それらを同じ重みで合計するのは間違いだ。意識障害が8倍になっているではないか。」と思うのが正しい解釈なのではないでしょうか。
さて、上の図の左は、東京新聞が示している刑法犯罪全体の推移です。確かに犯罪数の総数は減っていますが、恣意的なのか、その内訳を明らかにしていません。
上の図の右は、警察庁が公表している刑法犯罪別の件数です。
これを見ると「窃盗」、すなわち「万引き(非侵入窃盗)」とか「自転車泥棒」とか「金属泥棒」とか「スリ」とか「置き引き」は確かに減っています。我が国が、「自転車置き場のセキュリティーを強化する」、「防犯カメラを設置する」、「外国人が犯罪を犯さないか見回りをする」など対策をとったのも原因と1つと考えられます。当たり前のことです。
ところが、図にあるように、外国人による「傷害・暴行」「詐欺」「不同意性交等・不同意わいせつ」という恐ろしい犯罪はどんどん増えています。恐ろしいですね。参政党の吉川里奈衆院議員が「外国人犯罪、重要犯罪が増加している」と言ったのは間違いではないです。沖縄の放送局や東京新聞の方が間違っています。
2025年7月15日に「一部の外国人の犯罪行為などで不安が生じている」(石破茂首相)などと発信したのも間違いではありません。
また、東京新聞が「外国人が重大な犯罪を起こしやすくなっているとはいえない」と書いている件ですが、私たちは外国人犯罪の「割合」が増えていないから安心できるのでしょうか?外国人犯罪の「割合」が同じでも「絶対数」が増えているから不安なのではないでしょうか?東京新聞の図を見ても、コロナ禍が明けた2022年から2023年にかけて外国人の人口は300万人から380万人に増加し、外国人犯罪者は8,000人から10,000人に増えています。
沖縄の記者や東京新聞の記者はアホですね。せめて理系の人が分析するべきでした。困ったもんですね。
解釈が誤っているという事実(真実性)は、国民をミスリードすること(公共性)によって、国民の公益性を損なうのでやめてほしいです。
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