医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

あなたの病気が治る本当の確率. 誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

五輪コロナ風刺エンブレム、アスペルガー症候群の場合こうなる

2020年05月21日 | 雑感
先日、こんな事件がありました。コロナ感染による休業要請のために市税の納付猶予を希望した事業者が提出する書類の名前の記入例に、岩手県盛岡市の職員が「滞納太郎」と例を記載していた問題で、制作した担当者は「他人がそんなに不快になるとは思わなかった」とコメントしました。

この担当者はアスペルガー症候群です。

そして今回、日本外国特派員協会の月刊誌の表紙に東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが掲載された問題で、カルド・アズハリ会長は「著作権の問題」で取り下げることを表明した。記者からは「報道の自由があるべきではないか」「欧米では何の問題もない」との意見も出ましたが、これは東京五輪開催のために努力する人々・コロナ感染で苦しむ患者・医療従事者への冒涜です。アズハリ会長が作成したわけではないでしょうが、承諾を与えた人々はアスペルガー症候群です。この場に及んでも「不快な思いをされた方が多くいることは否定できない」と言っていますが、事前に「不快な思いをされる方が多い」と予想されること、実際「不快な思いされた方が多い」ことがアスペルガー症候群の皆さんには分からないのだと思います。

この担当者たちもアスペルガー症候群です。事前にどのように熟考しても、アスペルガー症候群だから「他人の気持ち(心の襞)」が本当に分からない・想像できないのだと思います。

ですから、アスペルガー症候群を優しく見守ってあげて下さい。と私は言いたいということです。

私はアスペルガー症候群 (幻冬舎新書 お 6-2)

自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体 (SB新書)

図解 よくわかる 大人の アスペルガー症候群

「もしかして、アスペルガー?」と思ったら読む本

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を読みましたが、一番わかりやすくて、一番総括してあってお勧めなのは
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「PCR検査を皆に行うのは有益でない」ことは、頭が悪い人には理解できないと思う

2020年05月14日 | 感染症
新型コロナウイルス感染の統計が徐々に明らかになってきています。
理解することを容易にするために数字は簡単に近似して考えてみます。これまで新型コロナウイルスに感染した人は約1万5千人で治癒した人が約5千人ですから、現在の感染者は約1万人です。日本の人口を約1億人とすると、有病率は0.1%です。

これが日本全体を母集団とした有病率です。PCR検査の感度(真の感染者がPCR検査で陽性と出る確率)は約70%です。百歩譲って80%とします。特異度(真の非感染者がPCR検査で陰性と出る確率)は99%です(有病率10%以上だったクルーズ船下船時の検査で陰性でも下船後濃厚接触がないのに陰性的中率=200\200+8910=2.1%の確率で陽性が判明・発症した原因です)。

このPCR検査を日本全体を母集団として行った場合が上の図の左です。(本来は縦軸と横軸は逆ですが、この方が理解しやすいのでこうしています)
理解しやすいように1万人の母集団で考えてみます。有病率は0.1%ですから、真の感染者は10人、非感染者は9990人です。PCR検査の感度は80%ですから、陽性に出るのは8人、陰性に出るのは2人です。同様に、PCR検査の特異度は99%ですから、陽性に出るのは9990人の内100人、陰性に出るのは9890人です。

さて、この母集団ではPCR検査の陽性は108人です。しかし、図を見てわかるように実際に感染しているのはたった8人です。陽性的中率(PCR検査で陽性だった人が本当に感染している確率)はたった7%なのです。つまり皆に網羅的にPCR検査を行うと93%の人は感染していないのに感染していると判断され、病院や軽症者用のホテルに収容されることになります。こんなこと皆さん嫌ですよね。それにこんなことしていたら病院の病床やホテルの部屋がすぐに満員になり確実に医療崩壊を起こします。これがPCR検査を闇雲に行ったニューヨークで医療崩壊が起きた理由です。

一方、医者が判断して「この人は怪しそうだ」という人に限ってPCR検査したとします。その際の有病率は正確にはわかりませんが、仮に10%まで上がるとします。それが上の図の右です。
理解しやすいように1万人の母集団で考えてみます。有病率は10%ですから、真の感染者は1000人、非感染者は9000人です。PCR検査の感度は80%ですから、陽性に出るのは800人、陰性に出るのは200人です。同様に、PCR検査の特異度は99%ですから、陽性に出るのは9000人の内90人、陰性に出るのは8910人です。

さて、この母集団ではPCR検査の陽性は890人です。そして図を見てわかるように実際に感染しているのは800人です。陰性的中率(PCR検査で陰性だった人が本当に感染していない確率)は98%に低下しますが、陽性的中率(PCR検査で陽性だった人が本当に感染している確率)は89%まで改善します。つまり医者が判断してこの人は怪しそうだという人に限ってPCR検査を行えば本当に感染している人に絞って病院の病床やホテルの部屋に収容することができ、ニューヨークで起きたような医療崩壊を防ぐことができるのです。

その一方で、陰性的中率(PCR検査で陰性だった人が本当に感染していない確率)が98%というのは陰性と出ても2%の人を見逃して市中に逃していることになります。これが現在感染者が未だに多少出ている理由の1つです。

ニューヨークで起きたような医療崩壊を防ぐためにも、医者が判断してこの人は怪しそうだという人に限ってPCR検査した方がよい理由がここにあります。

頭の悪い人たちは、「皆にPCR検査しろ!」と言いますが、このようなことが理解できていないのです。


福山哲郎もその一人で、日本人に帰化したものの、どうして元朝鮮人に日本をかき乱されなければならないのか、本当に腹が立ちます。

【福山哲郎 国会】尾身氏への恫喝質問で批判殺到中

頭の悪い人たちは、「PCR検査を増やさないから死亡するのだ!」とも言いますが、これも誤りです。これも私が新型コロナウイルス感染を魚の油EPA製剤エパデールの研究での「死亡」から再考するで示しました。医療従事者なら誰でもわかることですが、確実な治療法はなく、原因不明の肺炎で危篤になっているのに新型コロナウイルス感染を調べないことなどなく、新型コロナウイルス感染の死亡者数を見逃すことなどないからです。

ここにも詳しく解説されていました。

新型コロナウイルスPCR検査は国民全員に行うべきなのか
PCR検査の特性と限界 | 公益社団法人神奈川県医師会
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のPCR検査の意義をEBM的思考で考える

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70~74歳の窓口負担が1割から2割へ増えても健康状態は悪化しない

2020年05月06日 | 総合
昔、日本医師会は自分たちの収益に影響するため、「外来受診時の患者の窓口負担が増えると、受診が抑制されて国民の健康状態が悪くなる」という理論にすり替えて、窓口負担を増やすことに盛んに反対していました。

本当に健康状態が悪くなったのかを明らかにした、素晴らしいデータが本日の日本経済新聞で発表されましたので、お伝えします。

以下は日本経済新聞からの引用です。
窓口負担増の影響を明らかにするには、窓口負担「のみ」が異なるグループを見つけて、受診行動などを比較する必要がある。分析手法については、重岡仁・カナダ・サイモンフレーザー大准教授の論文などを参考にしている。

まず70~74歳の窓口負担の軽減措置見直しで、44年4月以降に生まれた人は2割負担となったのに対し、同年3月以前に生まれた人は1割負担に据え置かれている。このため両グループの窓口負担割合は異なる。次に両グループは、年齢がほぼ一緒であるため、健康状態や就業状態が平均的にはほぼ変わらないとみられる。つまり両グループでは窓口負担「のみ」が異なると考えてよさそうだ。従って、もし両グループを比較して受診行動や健康状態が異なっていれば、それは窓口負担が1割から2割に引き上げられた影響であると結論付けられる。

図1は、人口当たりの外来患者数の対数(縦軸)を1947年3月生まれから41年4月生まれまでの生年月(横軸)に対してプロットしたものだ。生年月が早い、すなわち年齢が高いと外来患者数が増えるという右上がりの関係になるのは自然なことだ。だが点線の前後、すなわち1割負担の44年3月生まれに比べて、2割負担の同年4月生まれの外来患者数が急に減っていることがみてとれる。この減少分が、窓口負担の1割から2割への引き上げの影響を表している。

次に健康状態への影響はどうだろうか。分析には主に厚労省の2016年「国民生活基礎調査」と17年「人口動態調査」を用いた。窓口負担増からそれぞれ約2年2カ月後、最大約3年8カ月後の影響をみている。死亡率や現在の健康状態に関する自己評価など、できるだけ幅広い健康状態に関連する指標を用いて分析した結果、いずれの指標でも影響は確認されなかった。
以上、日本経済新聞より引用

窓口の負担の増加額が適切であると、高齢者はそれだけ健康に留意するためか、もともと健康維持には関係がない受診が多かったのか、理由は色々とあるだろうが、医療機関の窓口での患者の負担額が増加して受診数が減少しても、健康状態は悪化しないのです。

科学的に分析すると(感情的に分析してもダメですよ)日本医師会の以前の主張は誤りでした。


私は個人的には、日本の医療の持続可能性のためにも、将来の日本を担う若者のために財源を少しでも残す意味でも、70歳~74歳の医療費の負担は3割に引き上げて欲しいです。またそれは、医療機関の過剰な医療を抑制する意味でもあります。

受診数では相関の切片と傾きを比較し、健康状態では相関関係を二次関数でフィットさせるという手法でした。
別所俊一郎先生(東京大学准教授)、古村典洋先生(京都大学特定准教授)、素晴らしい分析をありがとうございました。


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冠動脈カテーテル治療時のHbA1cは7.0%~7.5%が一番良い

2020年05月02日 | 循環器
冠動脈カテーテル治療時の糖尿病コントロールとその後の死亡率との関連に関して、日本国内から興味深く、素晴らしい論文が発表されました。

Increased Risk of Cardiovascular Mortality by Strict Glycemic Control (Pre-Procedural HbA1c 6.5%) in Japanese Medically-Treated Diabetic Patients Following Percutaneous Coronary Intervention: A 10-year Follow-Up Study
Cardiovasc Diabetol 2020;19:21

(インパクトファクター★★☆☆☆、研究対象人数★★★★★)

研究対象となったのは冠動脈カテーテル治療を行った糖尿病患者4542人で、糖尿病の重症度を示すHbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)の値と心臓血管病による死亡、突然死との関係がその後約6年間(中央値)調査されました。

結果は上の図にありますように、HbA1cを6.5%以下に厳格に治療されている患者では、心臓血管病による死亡、突然死が増えてしまうというものでした。

HbA1cは貧血の程度を表すヘモグロビンの値からも影響をうけますので、多変量解析も行われています。交絡因子として、年齢、性別、病変数、血圧値、コレステロール値、血糖値、糖尿病罹患年数を考慮したModel 1でも同様の結果でした。また、年齢、性別、血圧値、血糖値、ヘモグロビン値、βブロッカーの使用の有無、腎機能(eGFRなんですが、eGFRを算出するのに年齢や性別が使用されるので、二重に補正されてしまっていると、個人的には思います)、糖尿病罹患年数、インスリン使用年数を交絡因子として多変量解析したModel 2でも同様の結果でした。

結果はHbA1c7.0~7.5%を最良とするUカーブになりました。

著者らが述べているように、この研究は2000年~2016年の冠動脈カテーテル治療を対象としているので、最近登場し心臓疾患の予後を改善するとされているSGLT2阻害薬が治療薬として含まれていないという限界があります。

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精神・人格異常(その26)アホリエモンの場合

2020年04月30日 | 神経
先日、アホリエモンは、小池都知事が緊急事態宣言の延長を求めたことに「呆れてものが言えない」とコメントし、90%以上の国民から嫌悪感をもたれていました。

以前私は、アホリエモンは自己愛性人格障害であるということをお伝えしました。

自己愛性人格障害の学問的な定義は以下のごとくです。
自己愛性パーソナリティ障害の診断を下すには,以下うちから5つ以上が当てはまり、誇大性,賞賛への欲求,および共感の欠如の持続的パターンが認められる必要があります。

1.自分の重要性および才能についての誇大な,根拠のない感覚(誇大性)
2.途方もない業績,影響力,権力,知能,美しさ,または無欠の恋という空想にとらわれている
3.自分が特別かつ独特であり,最も優れた人々とのみ付き合うべきであると信じている
4.無条件に賞賛されたいという欲求特権意識
5.目標を達成するために他者を利用する
6.共感の欠如
7.他者への嫉妬および他者が自分を嫉妬していると信じている
8.傲慢,横柄

しかし、私が端的にまとめると、
(1)自分の重要性および才能についての誇大な根拠のないプライド
(2)そのプライドが傷つけられた時に、正常からみれば自らが不利益・境地に陥ると思うのに、それに反して「プチーン」と切れてしまう。
この2つです。


自己愛性人格障害者は、ニックネームを自分で使い続けたり、会の名前に自分の名前を付けたりもします。

元民主党の松本龍が典型的な「自己愛性人格障害」であることを紹介しました。

松本龍は、東日本大震災で復興相を務めていた2011年7月3日岩手県の村井知事に対して、

「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」、
「(水産特区)は県でコンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。ちゃんとやれ」、
「いまあとから入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか?長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ。わかった?しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」
「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん。」
「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って。」と発言しました。

普通の神経の持ち主なら、こんなことを発言したらその後自分が窮地に追い込まれる(松本の場合、議員辞職でしょう)のは明確だと分かるはずです。

松本龍も典型的な「自己愛性人格障害」でした。自分より先に他人が待っていないことにプライドが傷つけられ、自分の今後のことなど前後不覚になり「プチーン」と切れてしまったのです。

自己愛性人格障害者のこういう、ある意味ドライブレコーダー的な映像が見られるのがたいへん勉強になります。
1'46"ごろ「プッチーン」と切れているのが、勉強・研究対象になります。
これが自己愛性人格障害者の特徴です。
皆さんの周りにもこんな人いませんか?それは自己愛性人格障害です。

You Tube

先日、アホリエモンは自分が行っている北海道でのロケット打ち上げに対して、新型コロナウイルス感染予防の意味で、人の密集を作るので延期して欲しいと行政から言われ、「自分の計画、自分のプライドが傷つけられたと感じ、「プチーン」と切れて、もう住所を移す(もう住民税は払わない!どうだ困っただろうということでしょう)と言い出しました。

アホリエモンも本当に典型的な「自己愛性人格障害」です。
こういう人たちって、私たちにとっての公益性・公共性・真実性を毀損していませんか。

私はこれまで、批判の意味で「人格障害」を書いてきたわけではありません。私たちは職場・学校で不快な思い・不利益を被らないよう、これらの人々を早期診断してあげることが必要なのです。

アメリカでの研究によると、何らかの精神的な異常を持っている人は7人に1人、「人格障害」は13人に1人と、その頻度はかなり高いです。ちょっとした職場・学校なら必ずこういう人が存在します。

私たちは、ブドウ糖75gという一定量のブドウ糖ジュースを飲んだ際に、ある一定以上の血糖値になってしまう人を「耐糖能異常」と診断して、本人やその周りの人に今後不利益が生じないように留意します。精神や人格の異常も同じです。

皆が早くそういう人たちを「○○障害」と診断してあげて、何らかの対策をとらないと、周りにも本人にも不利益が広がるばかりなのです。人格障害者を早期診断でき、皆がその認識を共有できたら、この職員をある部署に置かないようにするとか、他の職員から遠ざけるとか、対策がとれます。

このようにまとめると、皆さんの職場の「自己愛性人格障害者」が診断できるようになってきたのではないでしょうか。その認識を皆で共有して対策をたてて下さい。

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精神・人格異常(その25)舛添要一の場合

2020年04月28日 | 感染症
新型コロナウイルス感染騒動では人々の人格が浮き彫りになっています。「性格・人格異常」の本を30冊以上読んだ私にとって大変興味深いことになっています。

大阪府知事がいまだに開店しているパチンコ店名を公表すると言った時に、「人権」という伝家の宝刀を取り上げ批判した、政治学者の三浦瑠麗、爆笑問題の太田光のような偽善者も浮き上がらせました。

先日、岩手県盛岡市の職員が市税の納付猶予を希望した事業者が提出する書類の名前の記入例に「滞納太郎」と記載されていた問題で、制作した担当者は「他人がそんなに不快になるとは思わなかった」とコメントしました。

私の腹立たしいブログを我慢して長年読んで下さっている方は、すぐに気がついたと思います。
この担当者、何だと思いますか?

そうです、この担当者は「アスペルガー症候群」です。私は断言します。

アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。そして「他人の気持ち・空気が読めない」を特徴としています。
普通の精神の持ち主なら、「滞納」でもないのに提出例に「滞納太郎」と書かれていたら不快に思いますよね。アスペルガー症候群はそれがわからないのです。

私はこれまで、批判の意味で「人格障害」を分析してきたわけではありません。このようなことを防ぐためです。
あらかじめこの盛岡市の職員が「アスペルガー症候群」と周りの職員から認識されていたら、この職員をそういう部署に置かないようにすることができ、こういう問題は起きなかったでしょうということです。しかし、ここでも冒頭で書いた「人権」を振りかざす政治学者の三浦瑠麗、爆笑問題の太田光のような偽善者が立ちはだかります。

はたしてそうでしょうか。私たちは心臓の拍動の異常で意識を失ってしまう患者に「植え込み型除細動器」を皮下に植え込み、それでも意識を失ってしまう人は、職場で車の運転に従事させないようにします。それと同じです。

私がこういうことを書いている理由は、「皆さんの職場・学校にこういう人いませんか?いたら早く診断し、周りで情報を共有し、対策をとって下さい」と言いたいからなのです。

こういう対人関係がちぐはぐな人、舛添要一も同じです。
舛添要一は、自分の別荘に行くのに税金を使っていたり、ホテル三日月に家族と泊まるのに税金を使っていたり、税金でチャイナドレスを買っているのがばれて、訳のわからない言い訳をしていました。税金でチャイナドレスを買った言い訳は、「自分は柔道をやっていて、普通の服だと書道をするときに腕が引っかからないチャイナドレスが便利なのだ」でした。ホテル三日月に家族と泊まるのに税金を使った言い訳は「会議をしていた」でした。
彼は、想定外のことを指摘されるとパニックに陥ります。

先日、ある番組で日本にとって最悪だったアメリカの大統領2人は?というクイズがありました。歴史に少し詳しい者なら、太平洋戦争を仕掛けたルーズベルトと原爆を投下したトルーマンであるのは明白なことですが、舛添要一はクイズの正誤を度外視して自分の知識を自慢しようと、「皆さんは知らないと思いますが(私は知っています)」とわざわざハーディングを取り上げていました。

舛添要一は「アスペルガー症候群」であるとともに「自己愛性人格障害」でもある、私にとって大変興味深い例です。

舛添要一は先日、「女優の岡江久美子さんが、発熱してすぐにPCR検査をしていたら手遅れにならなかったのにと思うと残念だ。医療崩壊などの間違った理由をつけてPCR検査をサボってきた政府の責任は重い。早くドライブスルーのPCR検査を導入せよ!」と主張しました。 
この主張に対して、ネット上では
「岡江さんの逝去を理由に持論の主張は控えて下さい」
「検査でコロナ治りません」
「亡くなった方を政権批判に利用するような事止めた方が良いのでは」と苦言を呈するコメントが次々と投稿されました。でも舛添要一はいつまでたっても「他人がそんなに不快になるとはわからない」「俺の意見は正しい」のスタンスです。

今のところ、新型コロナウイルス感染の特効薬はないのですから、PCR検査を極限的に増やしても、「将来軽症になる人にうつす軽症の患者」を発見するだけです。新型コロナウイルス感染が少しでも疑わしい人はPCR検査を受けなくても、自宅で2週間おとなしくしていて下さい、そして少しでもいつもと違って症状が重いなと思ったら専用の医療機関を訪れて下さいというのが、ほとんどの医者が思っている正しい対応です(お断りしておきますが、中等症以上の患者は別問題ですよ)。
舛添要一の出る幕ではないのです。こういう元知事って、私たちにとっての公益性・公共性・真実性を毀損していませんか。

長くなりますので、続きます。

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新型コロナウイルス検出試薬キット

2020年04月19日 | 感染症
先週13日、ヤマト科学株式会社から新型コロナウイルスのIgM抗体、IgG抗体を1滴の血液から検出するキット(写真左上)が発売されました。(20人分5万円)

ヤマト科学株式会社

しかし、国立感染症研究所がこの表を公表しているように、IgMとIgGの両方検査しても、発症から9日経過した段階で、この検査の感度は52.4%です。半数の人は新型コロナウイルスに感染していても、感染していないと判定されてしまいます。これがさらに厄介な問題を引き起こします。感染していないと判定された人が、非感染として人と接触し、さらに感染を広げてしまうのです。この表は感染者87検体の結果で、非感染者のデータがないので陽性的中率が計算できませんが、仮に陽性的中率も症状発症から9日目で約50%とするとまったく使い物にならないことになります。

現在のような感染急性期にはあまり有用ではないようです。
1年後に過去の感染があったかどうかIgG抗体をチェックするには有用です。

国立感染症研究所

さて、20日島津製作所からIgM抗体、IgG抗体を検出するのではなくRNAを直接検出するキット(写真右上)が発売されます。(100人分22万5千円)

島津製作所
でも、別にサーマルサイクラー(数百万円)が必要です。

(追記)
このキットの25検体での陽性一致率、陰性一致率は100%だそうです。

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV-17-20200318.pdf

しかし私たちは、例えば私の研究分野で25例での論文を提出すると査読者から「症例数が少ないのでなんともいえない」とコメントをもらいますが、今後現場で使用されるのですから、今後の数百例での正確性はどうか、検証すればいいと思います。

さて、私は2014年2月21日に、いつまで休職するべきか、ノロウイルスによる感染性胃腸炎でノロウイルスの検査が保険適用されるのは3歳未満や65歳以上、その他重症化のリスクファクターのあるだけであることをお伝えしました。新型コロナウイルスに関しても同じ概念が考慮されるべきです。

新型コロナウイルス感染重症化のリスクファクターを私なりにまとめました。
1、喫煙者(パーセント肺活量80%未満 or 1秒率70%未満を含む)
2、50歳以上
3、糖尿病でコントロールが悪いHbA1c 7.0%以上
4、高血圧症でコントロールが悪い家庭血圧135/85mmHg以上
5、心エコー検査で左室駆出率45%以下
です。


新型コロナウイルス感染の特徴がある程度分かってきた現在だからという前提ですが、49歳以下の者は99.95%重症化・死亡しないのですから、上記リスクファクターの家族と同居していない発熱や咳などの症状がある者は自宅安静することで、PCR検査に保険適応はないようにするのです。

私なりのシナリオをご紹介します。
さて、そのコストですが、上記の検査キットの値段から1人分の原価は2,500円ほどと計算できます。現在、サイトメガロウイルスの測定料は8,500円で、そこに判定料や診察料が加算されます。これは需要と供給が安定した値段ですし、新型コロナウイルスの検査には防護ガウン、マスク、特別な部屋の用意、その清掃、人件費などさまざまなコストがかかりますから、1人2万円ぐらいが妥当と考えられます。そこに判定料や診察料が加算されリスクファクターのあるかたは健康保険が適応されます。しかし、49歳未満でリスクファクターのない者でどうしても検査したい方は自費で合計3万円ほど支払って下さい。
と、こんな感じです。

韓国のように陽性者が外出禁止などのルールを破った場合、GPS追跡があり、罰則があり、軽症者を収容する場所が十分確保されているならPCR検査をスクリーニング検査として有効かもしれませんが、日本ではなかなか難しいです。

今後、アビガンを早期に投与すれば、凄く状態が改善するということであれば(インフルエンザ患者に抗インフルエンザ薬を投与すると発熱が36時間短縮するぐらいの効果ではだめです)早期のPCR検査は有用かもしれませんが、現在は特別の治療法がないわけですから、検査による偽陰性の発生の可能性は、現場に著しい混乱をもたらします。

一方で、IgG検査で不顕性感染を含めた感染の既往をチェックして陽性の人の経済活動を再開するのは大賛成です。なぜなら偽陰性が社会に不利益を及ぼさないからです。

「日本という一国が死亡しようとしているのに、90歳の人命を尊重している場合ではない」

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新型コロナ対策は「交通事故で死ぬ人がいるから全国で車が禁止される」フェーズになってきた

2020年04月14日 | 感染症
                    日本経済新聞より引用

このブログは15年前の開設当時から、「誤解と批判を恐れない、斜め後ろからみた医療情報」です。
さて4月13日、厚生労働省は遂に新型コロナウイルス感染の日本国内だけでの年代別の死亡率を発表しました。

以下、日本経済新聞より引用
厚生労働省は13日、新型コロナウイルスの年代別の感染者数と死亡者数を初めて公表した。死亡率は70代から平均を上回り、80~90代が平均の6倍を超えた。一方、感染者数は50代が1200人と最多で、20~40代の若い世代も同水準だった。
厚労省は4月12日午後6時時点の感染者の状況をまとめた。
7121人の感染者のうち、死亡が確認されたのは1.43%にあたる102人。年代別で死亡率が最も高かったのは80代の9.57%で、90代以上の9.17%、70代の5.7%が続いた。それより若い世代では、60代は1.11%、50代は0.5%、40代は0.17%と年代が低くなると死亡率も下がった。30代以下(39歳以下)に死亡者はいないが、20代を除いて各世代に1~5人、集中治療室(ICU)に入るなどの重症者がいた。感染者数は50代が最多の1200人。20~40代は1128~1199人とほぼ同水準だった。
以上、日本経済新聞より引用
80~90代死亡率、平均の6倍超 新型コロナで厚労省

まとめますと、

30代以下(39歳以下)に死亡者はいない
20代以下(29歳以下)に重症化する人はいない
死亡者の95%は60歳以上である。


マスゴミは「40歳代以下でも死亡することがある」と扇動していますが、20歳の人が死亡しているのではなく、この広い日本全国で40歳~49歳が2人死亡したのです。データのこういうミスリードを専門用語で「スピン」といいます。

1ヶ月前ならともかく、新型コロナウイルス感染の特徴がかなり明らかになってきた現在、「39歳以下で死亡する人はいない」のだから、私はやはり経済とのバランスが重要であると思います。新型コロナウイルスを撲滅することは不可能であり、ゆっくりと蔓延させて免疫をつけることが今後の方針として正しいと思います。

今後、29歳以下の人が死亡するケースもあるでしょうが、それは個人の免疫力の問題であり、その人は新型コロナウイルス感染で死亡せずとも、インフルエンザ脳炎であるとか他の疾患で死亡します。マスゴミはそれを大げさに報道してはいけない。

先日「ミヤネ屋」の宮根誠司キャスター(私は思考能力が低いのに世の中を扇動する人が大嫌いです)が、「政府の対応は遅い。政府は人の命より経済を優先している」というようなことを言っていましたが、彼は誤解しています。それなら、交通事故で死ぬ人がいるので、宮根はタクシーや車に乗ってはいけないことになり、言っていることとやっていることが矛盾している。

それに釣られて、愛知医科大大学院の三鴨教授も「8割が軽症ということに私もずっと前から『危ない』と叫んできました。2割の方は重症化するわけです。非軽症例が2割いるというのは極めて重要な事実だと思います。8割の人は酸素もいらないです。でも、残り2割の人は酸素がいる。運が悪いと人工呼吸器までいるという状態なんですね。しかも、これになるまで数時間でなってしまう。それくらい怖い病気でかかってはいけない病気なんです」と扇動してしまっている。

この発言は「年齢別」という概念を考慮していませんね。

「新型コロナウイルス感染で死亡するのは労働人口を過ぎた高齢者(特に喫煙者)に、従来の運命より少し早めに天国からお迎えが来たのであり、日本経済が死んでしまったら、日本国民全員が死んでしまう」のです。

1ヶ月、2ヶ月の経済封鎖は致し方ないかもしれませんが、その効果が現れた、あるいは効果がないと判明したら、極端な経済封鎖は解除すべきです。もちろんこれは日本国内が限定されている場合ですので、国際便の再開、外国人旅行客の受け入れ等は1年後など、もっと先にした方がいいと思います。

批判を恐れず単刀直入に言うと、「日本という一国が死亡しようとしているのに、90歳の人命を尊重している場合ではない」のです。

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岐阜大学病院の医師3人が高級ナイトクラブで感染

2020年04月04日 | 感染症
本日2020年4月4日、岐阜大学医学部付属病院の医師3人が、クラスターとなった高級ナイトクラブで感染していたことが判明し、大学病院は2週間の外来診療を停止することを発表しました。

NHKニュース

岐阜新聞Web

NHKの「世界はほしいモノであふれている」も不謹慎ですが、日本全体が「3つの密」を自粛している中、医師自身が高級ナイトクラブで感染とは、不謹慎ではないですか?

患者や家族から感染するのはやむを得ませんが、ナイトクラブって・・・

大学病院が2週間休診とは、新型コロナウイルス感染の件で本邦初の不祥事です。

吉田和宏病院長は「地域医療を支える大学病院で感染が確認され、申し訳なく思っている。医師の回復を待って事情を聞き、指導したい」と言っているそうですが、どうやって指導するの?「もうナイトクラブに行っちゃダメだよ」って指導するの?

また、この吉田和宏病院長は「医師でさえも感染してしまう。コロナウイルスは恐ろしい」と支離滅裂な言い訳をしていましたが、医師であるということとナイトクラブに行くことの間には何の関係もありません。この吉田という人間も、自らのプライド故にストレートに謝ることができない「自己愛性人格障害」ではないだろうかと疑ってしまいます。普通の感覚なら、素直に謝って「医師でさえも感染してしまう。コロナウイルスは恐ろしい」と言わない方が良いことは瞬時に理解できるはずです。

岐阜大学医学部付属病院の指導力って、大丈夫ですか?

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新型コロナウイルス感染で世界が苦しんでいるのにNHKは・・・

2020年04月02日 | 感染症
今日もとても忙しい一日でした。

これだけ新型コロナウイルス感染で世界は、マスクがない、病室がない、ワクチンがないと苦しんでいるのに、NHKはそのニュースの後に脳天気にも「世界はほしいモノであふれている」という番組を流している。この番組、自粛してはどうでしょうか?

嫌悪感で気持ちが沈んでしまいます。

そしてこの2人、誰か知りませんがイメージ、大丈夫でしょうか?

NHKってやはりアホですね。

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新型コロナウイルス感染を年齢別致死率から考察する

2020年03月20日 | 感染症
新型コロナウイルス感染に関して、徐々にデータが蓄積されてきました。

上の図は3月17日に厚生労働省から発表された【厚労科研】新型コロナウイルス感染症診療の手引き(第1版)から引用したもので、新型コロナウイルス感染の年齢別の致死率です。

これを見ると、50歳以下の者にとって、新型コロナウイルス感染は必要以上に恐れるものではないことがわかります。

逆に、60歳以上の者にとっては、もう少し生きたいなら、注意を要した方が良いことがわかります。

だからこそ、全ての疑い患者にPCR検査して、軽症患者のために医院・病院の医療資源が枯渇し、重症患者が入院・治療できなくなってしまうことの方が、今後起きてくる深刻な問題です。陽性でも自宅待機(他人に感染させないことは重要です)で軽快する軽症患者数をどうこういっても今後は意義がありません(他人に感染させないことは重要です)。

以前、70歳代の男性がクルーズ船から下船後に、政府から2週間の自宅待機を要請されたことに対してSNSに「せっかく神戸製鋼のラグビーの試合を観戦しに行こうと思っていたのに」と政府を批判して、皆から批判を受けました。

また昨日、ノルウェーへの観光旅行から帰国した60歳代女性が、発熱があるにもかかわらず空港の検疫で申告せず帰宅し新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになり、埼玉県から「これ限りにしてほしいものです」と苦言を受けました。

60歳以上の者は新型コロナウイルス感染による致死率が高いにもかかわらず、60歳以上の一部の者が言いたい放題・やりたい放題です。

有名なマキャベリズムを説いたマキャベリは著書君主論 (岩波文庫)の第25章「運命は人事においてどれほどの力をもつのか、またどのようにしてこれに逆らうべきか」(183ページ)の中に、「あらゆる人間の予測を超えて、日毎に、変転する大事態が見られたり、いまも見られつつある、私たちの時世にあって、このような意見はますます信じられやすいものとなってきた。・・・・以下省略」と、「君主論」は500年前に書かれたにもかかわらず現代を予見していて、大変興味深いことを書いています。

このマキャベリはきっと、「60歳以上の者が言いたい放題・やりたい放題やって、致死率の高い自らの命を落としてしまえば、国家という観点からみれば、これらの者にこれ以上年金を支払う必要がなくなり有益である」と思っていることでしょう。

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新型コロナウイルス感染を「簡易生命表」で考察してみる

2020年03月18日 | 感染症
九州大学で開発された感染者トラッキング・マップです。私が紹介してアクセス数が増え、繋がりにくいかもしれません。

感染者トラッキング・マップ

3月11日にプライマリケア連合学会は、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き」を発表しました。誰でもダウンロードできますので参考にして下さい。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療所・病院のプライマリ・ケア初期診療の手引き」

その8ページ目を見ますと、新型コロナウイルス感染の致死率がリスクファクター別に示されています。
高齢者(80歳以上) 14.8%
循環器疾患 10.5%
糖尿病 7.3%
慢性呼吸器疾患 6.3%
高血圧 6.0%
悪性腫瘍 5.6%
健康成人 0.9%

新型コロナウイルス感染では高齢者(80歳以上)の致死率が14.8%であり、これが新型コロナウイルス感染の全体の死亡率を高めています。健康成人で致死率は0.9%とありますが、ここには喫煙者も含まれており、私は個人的には「喫煙」も新型コロナウイルス感染の死亡のリスクファクターだと思っています。

さて、新型コロナウイルス感染について、野党や朝日やTBSは非常に低い論理性で連日日本政府を批判しています。その中に、政府は意図的にPCR検査数を制限することによって、対策の不備を隠そうとしているという主張があります。

私は今回、新型コロナウイルス感染を「簡易生命表」から再考しました。上の図は平成30年の簡易生命表です。

高齢者(80歳)では、毎年の死亡率は4.56%です。高齢者(80歳)では新型コロナウイルス感染に罹患しなくても、別の疾患で毎年4.56%の人が順番に命を落としています。

これは、高齢者(80歳)では、死亡するときにそれが新型コロナウイルス感染だったというだけであり、高齢者には常に他の疾患で死亡するリスクがあると解釈できます。

以前の記事の繰り返しになりますが、日本の死亡率は各国と比較しても妥当性があり、日本はPCR検査数に制限があるからといって、それにより不利益を被っているわけではありません。

むしろ全ての疑い患者にPCR検査して、軽症患者のために医院・病院の医療資源が枯渇し、重症患者が入院・治療できなくなってしまうことの方が、今後起きてくる深刻な問題です。陽性でも自宅待機(他人に感染させないことは重要です)で軽快する軽症患者数をどうこういっても今後は意義がありません(他人に感染させないことは重要です)。高齢者には天与の寿命があるのです。

付け足しですが、以前ビートたけしが「毎年2万人が自殺で死んでいるのだから、新型コロナウイルスだけでなく、自殺にも同じだけ注意を注いだらどうか」とコメントしていました。またあるテレビお抱えの医者は「誤嚥性肺炎で死亡している高齢者の方が圧倒的に多いのだから、新型コロナウイルスのみでそれほど騒ぐのはどうかと思う」とコメントしていました。

しかし、これらのコメントは的を射ていません。

自殺や誤嚥性肺炎は最終的には「自分」の作為によって死亡します。もちろん周りの環境の因子もあります。ところが、新型コロナウイルスは最終的には「他人」からうつされるという「他人」の作為によって死亡すると考えられてしまうのです。

誰しも、「他人」の作為で死んでしまうのは嫌でしょう。この時期、3月上旬にニューヨークに観光旅行に行って男性が感染したという報道があったとき、誰もが、「なんて不謹慎なんだ!」と腹立たしく思うのです。そして「新型コロナウイルスをうつしてやる!」と言っていた男性が死亡したら、「ざまあみろ」と思うのです。それは「そういう他人の行為で自分にうつされたくない」という感情が働くからです。

それはさておき、今日も野党や朝日やTBSは非常に低い論理性で日本政府を批判しています。やれやれ。この先どうなるのでしょう。

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新型コロナウイルス感染を「あと知恵バイアス」で考察してみる

2020年03月17日 | 感染症
新型コロナウイルス感染について、野党や朝日やTBSは非常に低い論理性で日本政府を批判しています。

政府が小中高校を臨時休校にしたことに関して、TBS土曜日の膳場貴子などは30分以上を費やして、現場が混乱して困っていると放送していますが、この人たちやはり頭が悪いのでしょう。それでは小中高校を臨時休校にしないで、小中高校で集団感染が発生した場合、膳場貴子は責任がとれますか?という話です。ことの後で物事を批判するのは簡単です。

人は誰でも間違える―より安全な医療システムを目指して

ここに、「あと知恵バイアス」の例が書かれています。
1964年、米国キングスマン・トランジット社の所有する小型船シラス号が強い風に流され別の船に衝突し二隻の船が開閉式の橋の動きを止めました。天候が悪い日には橋は開いていなければなりませんでしたが、その日に限って係員が定時より早く帰宅してしまい、この事態に対応できませんでした。橋は破壊され、水が堰き止められて氾濫した川の水が町全体を水浸しにしました。

この事故をもとにして1995年に興味深い研究が行われました。ある被験者のグループにはこの事故の経過が知らされましたが町の損害は知らされませんでした。別の被験者のグループには事故の経過と甚大な損害の詳細が知らされました。

結果、損害を知らされないグループでは76%の人が川の氾濫が起きても特に安全策をとるほどではなかっただろうから責任をとるべき人はいないと答えましたが、一方、損害を知らされたグループでは57%の人が川の氾濫の可能性は大きかったのだから、そのための予防措置をとらなかった人は過失罪に問われるべきだと答えました。

事故の経緯は同じですが、損害を知ることで事故の評価が変わったのです。

ヒトの脳には、このようなとんでもない思考のバイアス(偏り)が存在します。

ことが起こった後で、「その後」という特権的な位置から過去を安易に語ることはスポーツゲームの翌日の解説者にありがちな「翌日の予言者」として知られています。研究論文としても報告されています。

Fischhoff B, et al. "I knew it would happen": Remembered probabilities of once-future things.
Organizational Behavior and Human Performance 1975;13:1-16.

現在、小中高校を臨時休校により集団感染は発生していません。小中高校を臨時休校にしなくても集団感染は発生しなかったかもしれませんが、そんなことは神でもなければ誰にもわからないのです。

低い論理性で日本政府を批判し続ける、野党や朝日やTBS。腐った人間の集団です。

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精神・人格異常(その24)上昌広の場合

2020年03月16日 | 感染症
新型コロナウイルス感染について、野党や朝日やTBSは非常に低い論理性で日本政府を批判しています。
私は以前もこのような記事を書きました。

報道を捏造する朝日新聞とNHK

私が留学していた時、その大学の同じクラスの中に朝日新聞から留学している者がいましたが、世界各国から留学生が集まるクラスの中で「日本は小さい国」とばかり言っていたので、私は「日本は小さくない。彼は面積のことも誤認している。日本の国土の面積も世界で順に並べれば上から3分の1だし、人口もしかり。経済規模に関して言えば、全く小さいとは言えない」と反論し他国の留学生からも同意を得ました。私はあの時、「朝日新聞というのは日本のことが嫌いな者ばかりが集まっている集団なのか」と感じたものでした。

野党や朝日やTBSのコメントの中に、「政府は意図的にPCR検査数を制限することによって、対策の不備を隠そうとしている」という主張があります。
上昌広のコメントが誤りであったことが明らかになってきた現在、上昌広の件をレビューしてみます。

以下、AERA dotより引用
「PCR検査の体制整備の遅れは、すべて感染研に問題がある」
こう厳しく指摘するのは医療ガバナンス研究所理事長の上昌広医師だ。そしてこう続ける。
「驚くことに、日本の新型コロナウイルス肺炎による致死率は、上海、北京に比べはるかに高い。なぜかと言うと、それはこれまでPCR検査を広く行ってこなかったからです」
たしかに、お隣の韓国は、今回の新型コロナ騒ぎで1日当たり5千~1万4千人のペースで検査し、2月末時点で計約7万8千人の検査を終えたという。
日本では、一日に約3800件の検査ができるとされていたが、2月18日から23日までに行った検査は計約5700件だったと、衆院予算委員会で報告された。保健所が医師の検査依頼を拒んだ事例が、少なくとも計30件あったことも日本医師会の調査で明らかになった。
検査体制の見直しを求める声におされてか、政府は、それまでは法律に基づき、保健所が認めないと実施できなかったPCR検査に、3月6日から健康保険を適用し、民間の検査会社などでも実施できるようにした。
しかし、なぜこの時期まで、検査の幅を広げなかったのだろうか。それについて上医師はこう述べる。
「それは、感染研の目的が感染者の治療ではなく、研究にあるからです」
今回の新型コロナ対策では、感染研に9.8億円の予算が付けられている。本来なら、それを使って感染者の広がりを知るためのサンプル調査をしたり、民間にPCR検査を依頼したりしてもよかったはず。それらをしなかったのは、すべては自分たちの研究のためで、PCR検査のデータを独占したかったから、との見方も出ている。
実際、政府の新型コロナ対策を担う専門家会議のメンバーには、座長を始め、感染研に関係する人物がいる。PCR検査を民間まで広げることには消極的だったことがうかがえる。(本誌取材班)
※週刊朝日  2020年3月20日号
以上、AERA dotより引用

この人、先見の明もなく、野党とつるんで政府批判したかっただけですよね。
私は以前から主張していますが、このように発言が将来誤りであったと判明した人にはなんらかのペナルティーが必要だと思います。

的確でない意見が拡散されると、「真実性」「公共性」「公益性」が損なわれてしまうのです。

3月16日までの新型コロナウイルス感染による各国の死亡率をまとめてみました。数値は刻々と増加していますが、死亡率は日々変わるものではありません。
     死亡数/陽性判明数=死亡率
日本   24/814=2.9%
韓国   72/8086=0.9%
アメリカ 43/2034=2.1%
フランス 79/3661=2.1%
イラン  514/11364=4.5%  
世界全体 5706/152040=3.7%
イタリア 1226/17660=6.9% ←これでも塩野七生先生は、イタリアから日本を批判しますか?
日本人へ 国家と歴史篇 (文春新書)

日本の死亡率は各国と比較しても妥当性のあることがわかります。つまり日本はPCR検査数に制限があるからといって、それにより不利益を被っているわけではないことがわかります。

個人的な意見としては死亡者の平均年齢±標準偏差か、中央値(25~75%区間)も発表してほしいものです。死亡者がほとんど70歳以上ならば(ほとんど70歳以上でしょう)、若者は必要以上に恐れることはないのです。

むしろ全ての疑い患者にPCR検査して、軽症患者のために医院・病院の医療資源が枯渇し、重症患者が入院・治療できなくなってしまうことの方が、今後起きてくる深刻な問題です。陽性でも自宅待機(他人に感染させないことは重要です)で軽快する軽症患者数をどうこういっても今後は意義がありません(他人に感染させないことは重要です)。

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新型コロナウイルス感染を魚の油EPA製剤エパデールの研究での「死亡」から再考する

2020年03月09日 | 感染症
新型コロナウイルス感染について、野党や朝日やTBSは非常に低い論理性で日本政府を批判しています。その中に、政府は意図的にPCR検査数を制限することによって、対策の不備を隠そうとしているという主張があります。

そこで私は、新型コロナウイルス感染を魚の油EPA製剤エパデールの研究での「死亡」から再考しました。

Effects of eicosapentaenoic acid on major coronary events in hypercholesterolaemic patients (JELIS): a randomised open-label, blinded endpoint analysis.
Lancet. 2007 Mar 31;369(9567):1090-8.
(インパクトファクター★★★★★、研究対象人数★★★★★)


魚の油 EPAの製剤エパデールの研究では、悪玉コレステロールが高くスタチンという悪玉コレステロール低下薬で治療されている患者18645人が、スタチン単独の内服と、スタチン+エパデール内服群に分けられ、その後約4.6年間の「突然死、致死性心筋梗塞、非致死性心筋梗塞、不安定狭心症、風船治療やステント治療やバイパス術が必要となった」数が比較されました。

結果は、上の図にあるように、「突然死、致死性心筋梗塞、非致死性心筋梗塞、不安定狭心症、風船治療やステント治療やバイパス術が必要となった」は、スタチン単独の内服群では3.5%であったのに対して、スタチン+エパデール内服群では2.8%と効果があったと結論づけています。

しかし、論文を詳しく読んでみますと、原文では「The occurrence of coronary death or myocardial infarction was not significantly lower in the EPA group than in controls. The frequency of fetal or non-fatal myocardial infarction was not significantly reduced. In the EPA group, however, that of non-fatal coronary events (including non-fatal myocardial infarction, unstable angina, and events of angioplasty, stenting, or coronary artery bypass grafting) was significantly lower in the EPA group than in controls.」と書かれています。

すなわち、「不安定狭心症、風船治療やステント治療やバイパス術が必要となった」のはスタチン+エパデール内服群で低かったが、「突然死、致死性心筋梗塞」では差がなかったということです。効果があったのは「不安定狭心症」に対してのみです。

ところが、「突然死、致死性心筋梗塞、非致死性心筋梗塞、不安定狭心症、風船治療やステント治療やバイパス術が必要となった」全体で効果があったごとくに宣伝されています。

「不安定狭心症」という定義は医者が患者の症状をいつからととらえるかで、そうであるかそうでないのか容易に変更できますので、研究の評価項目に加えると、その研究の信頼性を著しく損なうことになります。

その反面、「死亡」は医者がどうにも操作できるものではありませんし、状況を的確に反映する有用な指標であるといえます。

3月9日午前中までの新型コロナウイルス感染による各国の死亡率をまとめてみました。数値は刻々と増加していますが、死亡率は日々変わるものではありません。
     死亡数/陽性判明数=死亡率
日本   9/498=1.8%(クルーズ船を除く、クルーズ船を含めても、当然同じ死亡率です)
韓国   51/7382=0.6%
アメリカ 22/500=4.4%
フランス 19/1126=1.6%
イタリア 366/7375=4.9%
イラン  194/6566=2.9%  
個人的な意見としては死亡者の平均年齢±標準偏差か、中央値(25~75%区間)も発表してほしいものです。

日本の死亡率は各国と比較しても妥当性のあることがわかります。つまり日本はPCR検査数に制限があるからといって、それにより不利益を被っているわけではないことがわかります。

むしろ全ての疑い患者にPCR検査して、軽症患者のために医院・病院の医療資源が枯渇し、重症患者が入院・治療できなくなってしまうことの方が、今後起きてくる深刻な問題です。陽性でも自宅待機(他人に感染させないことは重要です)で軽快する軽症患者数をどうこういっても今後は意義がありません(他人に感染させないことは重要です)。

「TAKARA」という企業が新型コロナウイルスを診断できる簡易キットを開発したそうですが、そのキットの感度・特異度を検証するのに厚生労働省から新型コロナウイルスの検体を分けてもらいないそうです。その理由は「まだ治療法がない現在、新型コロナウイルスと診断できた軽症の患者が医療機関に押し寄せ医療崩壊を招くのを防ぐため」だそうです。厚生労働省は珍しく正しいことを言っています。

インフルエンザのように、特有の診断法が確立されたならば新型コロナウイルスの簡易診断キットは有用になります。

土曜日は膳場貴子、日曜日は関口宏、平日は小川彩佳と星浩、この人たち、脳みそが新型コロナウイルスでおかしくなっています。
TBSの情報操作と政府批判には非常にうんざりしています。

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