医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

製薬会社の金儲け手法の勝利

2017年03月03日 | 循環器
さて、私は5年前に
真実を曲げてしまう要素(その1)

を書きました。皆さんもこの記事のアンケートに、あらかじめご自分の意見を決めて参加してみて下さい。

先月のHeart Viewという、心臓の内科の分野では専門家が最新の情報を伝えてくれる参考書で、新しい抗凝固薬が特集されていました。

その中の9ページにこんな記載があります。

「つまりCHADS2-VAScスコアーが1点の例に抗凝固療法を行う場合はワルファリンではなくダビガトランはどのDOAC(新しい抗凝固薬)を選択したい」と書かれています。

しかし、私はこれまで多くの根拠を示しながら、それは誤りで、製薬会社の陰謀であることを示してきました。

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その3)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その4)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その5)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その6)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その7)

心原性脳塞栓症予防の最前線 広がる誤った情報

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その8)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その9)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その10)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬エリキュースの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その11)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その1)

心房細動に対する新しい抗凝固療薬イグザレルトの臨床試験のワーファリン群の脳出血が多すぎる件(その2)

でも、新しい抗凝固療薬に関して、間違っているのにそれが正しいと宣伝され、参考書までが間違った事を堂々と書くようになってしまっているのです。

さて、「なので」はどうでしょうか?
「なので」という言葉は、中学生の時に結構頑張って国文法を勉強した私にとって、なんとも不思議な言葉です。

国文法で説明すると、「なので」は助動詞「だ」の連体形または形容動詞の連体形語尾「な」に、原因・理由を表す接続助詞「ので」の付いたもので、文頭に置いて接続詞としては使えない言葉です。「なので」という言葉は「明日は雨なので、傘を持っていったほうがよい」というふうに用いる言葉です。ですから、当然広辞苑には、「なので」という接続詞は載っていません。

「なので・・」には柔らかい響きがあるので、女性に好まれて使われているのかもしれませんが、正しくは「だから・・」か、「ですから・・」です。
広辞苑には、
「だから」は、(接続詞)前に述べた事柄が、後に述べる事柄の原因・理由になることを表す語
「ですから」は、(接続詞)「だから」の丁寧な言い方、と書いてあります。

「なので」は国文法的に間違っているのに、今やほとんどの人が正しいと思って使っている状況を鑑みると、間違っていることも2年間ぐらい正しいと言い続ければ(思い続ければ)「正しい」こととなってしまうのかと、私はとても悲しいです。


効果がほとんど同じなのに、約10倍も高価な薬を患者に売っている。
これは、「医者の科学者としての側面」「製薬会社の金儲け手法」に敗北した瞬間でもあります。

私はこれからも製薬会社の陰謀と戦い続けます。

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コメント
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