医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

民主党議員の暴言集

2013年04月25日 | 雑感
            ↑こんなババアを放っておいてはいけない

昨年、衆議院議員総選挙の前に、時を経て忘れさられている民主党議員の暴言を思い出すことができるように、まとめたことがありますが、ご存じのように最近も民主党議員の暴言は続いていますので、もう一度まとめてみたいと思います。

もっとも代表的なのは松本龍でしょう。あの発言は本当に酷かった。

松本龍 復興相、2011年7月3日「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」、「(水産特区)は県でコンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。ちゃんとやれ」、「いまあとから入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか? 長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ。わかった? しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。いいですか? 皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん。」 「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って。」と発言した。

そして、昨日です。
安倍晋三首相は4月25日午前の参院予算委員会で、古屋圭司拉致問題担当相の靖国神社参拝に対し、拉致被害者が落胆していることはないとの認識を示した。「古屋氏が家族会などに問い合わせたが、一切そういう声は上がっていない」と明言した。古屋氏の靖国神社参拝をめぐっては、民主党の徳永エリ氏が24日の予算委で「拉致被害者が落胆しているとの声が聞こえる」と批判していた。首相は25日の質疑で「非難には相当な根拠があったと見るのが当然だ。それがなければ捏造(ねつぞう)の質問になり重大だ」と徳永氏の質問手法を疑問視した。自民党の北川イッセイ氏への答弁。
(産経新聞より引用)


柳田稔 法務相 2010年11月14日「皆さんも、何で柳田さんが法相と理解に苦しんでいるんじゃないかと思うが、一番理解できなかったのは私です。私は、この20年近い間、実は法務関係は1回も触れたことはない」「法務大臣とは良いですね。二つ覚えときゃ良いんですから。個別の事案についてはお答えを差し控えますと、これが良いんです。わからなかったらこれを言う。で、後は法と証拠に基づいて適切にやっております。この二つなんです。まあ、何回使ったことか」

中井洽 衆院予算委員長 議会開設120年記念式典で、来賓の秋篠宮ご夫妻に「早く座らないとこっちも座れない」などと不平を漏らし、批判を浴びた。

小宮山洋子 厚労相 「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の一員、「たばこ1箱700円」を発言。その真意は「健康のため」というより、たばこ税の所管を財務省から奪いたい厚労官僚たちへの服従を示したもの。財務省の猛然とした反発で小宮山氏は口をつぐんでしまった。小宮山氏は2006年4月の広報で、「学習教材や浄水器の訪問販売による被害」などのトラブルに対処する消費者団体制度に取り組み、「より使いやすい制度にしました」とその成果を強調した。ところが、その2か月前に開いた政治資金パーティで、浄水器の訪問販売会社社長から50万円も献金されていた。さらに翌年、制度が施行される2か月前にも、再び同社長から10万円の献金を受け取っている。訪問販売のトラブルに取り組む一方、当の訪問販売会社から献金を受ける。しかも同社は2003年、「水道水はプールの水や殺虫剤の入った水を飲んでいるようなもの」「がんになる場合もある」などといって浄水器を売りつけ、東京都から改善指導の行政処分を受けていた。小宮山氏側は2009年にこっそり献金を返金しているが、“がんが治る水”の不当な利益から献金を受ける人物が「厚労相」にふさわしいとは到底思えない。

平野達男 復興相、福島県二本松市で2011年10月18日にあった参院民主党「新緑風会」研修会のあいさつした際、過去の津波経験から安全だと考えた場所に20~30人が集まったものの、そこに津波が来てのみ込まれたケースがあることを紹介した。そして、次のように、波紋を呼んだ発言をした。「逆に、私の高校の同級生みたいに、逃げなかったバカなやつがいます。まあ、そういった人たち、彼は亡くなりましたけれども、バカなやつと今言ってもしようがないですけどね。そういったことも全部、1つ1つ検証して、次の震災に役立てることが、もう1つの大きな課題だと思っています」

川保夫防 防衛相 平成7年の米兵による沖縄少女暴行事件を「詳細には知らない」と答弁した。

田中慶秋 法相 暴力団幹部が結婚した際に仲人を務めていたことが分かった。田中法相は2012年10月12日の閣議後の記者会見で認め、陳謝した。進退については「職責をしっかり果たしていきたい」と述べ、辞任しない意向を示した。田中法相によると、約30年前、同郷の福島県の知人に頼まれ、知人の息子の暴力団幹部が結婚した際の仲人を務めた。後に息子が暴力団幹部であることを知り、「そういう活動はやめなさい」と息子に注意したという。また同時期に「人に連れられ、たまたま行った暴力団の宴席で形式的なあいさつをした」とも認めた。田中法相は「誤解を招くことで、率直に反省している」と述べた。田中法相は、自身が代表を務める民主党支部が外国人の経営する会社から政治献金を受け取っていた問題が10月4日に発覚したばかりだった。

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「一定の確率で合併症が起こること」と「治療を誤ること」は別

2013年04月18日 | 雑感
皆さん、こんばんは。非常に多忙で更新が遅れており申し訳ございません。

さて、今日は私の外来に、「最近、昼間のじっとしている時でも時々胸に痛みのある」患者が受診したので、胸部レントゲン写真と運動負荷心電図に異常がないことを確認した後、心臓の血管の収縮を予防する薬と、心臓の血管を広げる薬と、血液をさらさらにする薬と、胃酸分泌を強力に抑える薬を投与せざるをえませんでした。先日、以下のような報道があったからです。

発作死「投薬怠る」 病院側に1億円超賠償命令
北海道函館市の国立病院機構函館病院に胸の痛みを訴えて入院し、退院後に心臓発作を起こして死亡した男性=当時(49)=の遺族3人(札幌市)が病院側に約1億3600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、札幌地裁は3月13日、約1億2千万円の支払いを命じた。判決理由で本間健裕(ほんま・けんゆう)裁判長は「検査結果から、退院後に狭心症の発作を起こす可能性が高いといえた。予防のための投薬をするべきだったのに怠った」と述べた。判決によると、男性は、2008年3月26日に心臓検査のため函館病院に入院した。カテーテル検査などを受けたが、確定的な診断は出ず、退院翌日の4月2日に発作を起こし、多臓器不全などで4日に死亡した。函館病院の伊藤一輔(いとう・かずすけ)院長は「主張が認められず遺憾。判決内容を検討し、今後の方針を決める」とのコメントを出した。
(共同通信より引用)

こんな不当な裁判、おそらく病院側は控訴すると思います。

少し専門的な話になるのですが、「カテーテル検査などを受けたが、確定的な診断は出ず」ということは、カテーテル検査で心臓の血管の収縮を誘発する薬で誘発試験を行って診断基準に照らし合わせても、心臓の血管が収縮して狭心症や心筋梗塞を起こす病気だとは断定できなかったということです。それにもかかわらず、病気が断定できない場合に予防的に薬を投与せず、それで患者が死亡して医者に賠償責任が生じているわけです。

こういう判決が出ている以上、私は患者の診断ができない段階から、考えられる全ての致死的疾患に対して薬を予防投与しなければならないのです。そういう時代に突入したのです。

本日私の外来を受診したこの患者は、確定してもいない病名を「確定病名」とされて、薬を処方されざるを得なかったのです。

皆さんもお気づきのように、この裁判および報道の問題点は、
(1) 医学の素人である裁判官が判断している
(2) 判決だけでなく原告と被告の主張も同時に報道するべきである
(3) ある「一定の確率で有害事象が起こること」と「治療を怠ること」は別問題である
(4) そもそも、病気の「疑い」だけで、薬を健康保険で処方することは認められていない

ということです。特に(3)は裁判官の決定的な判断ミスです。

この判決はまるで、交通事故で人が死亡したので、そういう車を作っているトヨタ自動車が訴えられ、敗訴したようなものです。そういう場合、トヨタ自動車は車を作るのを止めるでしょう。つまり、医者は患者を診るのを止めるのです。

「ある一定の確率で有害事象が起こること」と「治療を誤ること」は別問題です。

患者の皆さま、これからは各医療機関で処方される薬の量が徐々に増えていきますので、どうかご了承ください。苦情がある場合は、この「本間健裕」裁判官までお願いいたします。


本日NHKで、「患者受け入れ問題、命守るために」なんてやっていましたが、一番の解決策は、こういう不当な裁判をなくすことです。

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