医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

精神・人格異常(その8) 松本龍の場合

2018年09月11日 | 神経
7月、元民主党議員 松本龍が死亡しました。

松本元議員といえば、東日本大震災で復興相を務めていた2011年7月3日

「(村井知事が)先にいるのが筋だよな」、
「(水産特区)は県でコンセンサス得ろよ。そうしないと我々何もしないぞ。ちゃんとやれ」、
「いまあとから入ってきたけど、お客さんが来るときは、自分が入ってきてからお客さんを呼べ。いいか?長幼の序がわかっている自衛隊ならやるぞ。わかった?しっかりやれよ。今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」
「九州の人間だから、何市がどこの県とか分からん。」
「知恵を出したところは助けるけど、知恵を出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちを持って。」

と発言したことが忘れられません。

地方自治体と国とは対等な関係であって、上下関係はありません。
それどころか、地方自治体の協力がなければ、国はほとんど何も復興対策をとれません。
松本龍は、村井知事の上級行政庁ではないのです。

そういう当たり前のこと、常識的なことは高校生でもわかるのに、なぜ松本龍はこんな発言をしてしまったのか、私は最近「人格や性格の異常」に関しての本を30冊ほど読みましたので、お勧めの本をご紹介しながら記事を書いているシリーズの8回めです。

と言いますか、これまでの記事を読んで下さっている方は、もう気づかれていると思いますが、松本龍は「自己愛性人格障害」だったのではないでしょうか。

自己愛性人格障害者のこういう、ある意味ドライブレコーダー的な映像が見られるのがたいへん勉強になります。
0'30"ごろ「プッチーン」と切れているのが、勉強・研究対象になります。

これが自己愛性人格障害者の特徴です。
皆さんの周りにもこんな人いませんか?それは自己愛性人格障害です。

https://www.youtube.com/watch?v=ILw6oMbGc6k

プライドを傷つけられることを言われたり、されたりすると前後不覚となり「プチン」とくるのが特徴の1つでもあります。
2018年7月19日深夜、ホリエモンが、タクシーに乗車拒否をされたと激怒。“証拠写真”を公開し、物議をかもした状況とまったく同じです。


「今の最後の言葉はオフレコです。いいですか?皆さん。絶対書いたらその社は終わりだから」と、まるで暴力団が脅迫するような発言もしています。

人格障害は10種類に分類されており、アメリカでの研究によると、全ての人格障害を総合すると7人に1人が当てはまることが分かっています。

人格障害については、岡田尊司氏の著書が一番わかりやすかったです。著者は京都大学医学部を卒業しこの著書を上梓した時は京都医療少年院に勤務していましたので、膨大な症例を経験していたと思います。その中でも一番わかりやすいのは

パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか (PHP新書)
です。

私たちは、ブドウ糖75gという一定量のブドウ糖ジュースを飲んだ際に、ある一定以上の血糖値になってしまう人を「耐糖能異常」と診断して、本人やその周りの人に今後不利益が生じないように留意します。精神や人格の異常も同じです。

最近もサイコパスによる犯罪が多発しています。

皆が早くそういう人たちを「障害」と診断してあげて、何らかの対策をとらないと、周りにも本人にも不利益が広がるばかりなのです。

続く


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