医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

DaiGo 頑張れ!

2021年08月23日 | 神経
私のブログは16年前の開設当時から「誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報」です。

大衆が、ある人を批判して、その大勢の批判に乗っかかるのは、たやすいことなので、ありがちなことです。私は、DaiGoは「アスペルガー症候群」でも「自己愛性人格障害」でもないと思います。今回「あえて」DaiGoの側に立って分析してみたいと思います。

「アスペルガー症候群」の端的な特徴は以前書いたとおりです。
精神・人格異常(その23)グレタ・トゥーンベリの場合
もう一度「アスペルガー症候群」を復習してみます。
アスペルガー症候群は「対人コミュニケーションの不器用さ(ちぐはぐさ)」、「反復的な行動や趣味のこだわり」を特徴としています。
(大人の例)
部下:「あの~、少しお聞きしたいことがあるのですが、今お時間ありませんでしょうか?」
上司:「ごめん、いま手が離せないんだ。あと10分後にこちらからかけ直すよ」
部下:「わかりました」
10分後
上司:「ごめん、先ほどは手が離せなくて」
部下:「いいえ、気にしなくていいですよ」・・・

(大人の例)
五輪コロナ風刺エンブレム、アスペルガー症候群の場合こうなる
東京五輪の大会エンブレムと新型コロナウイルスのイメージを掛け合わせたデザインが掲載された問題で、事前に「不快な思いをされる方が多い」と予想できなかった人々

(子供の例)
もうすぐ小学校から帰ってくる子供のために夕食を作っていた母親は誤って包丁で指を傷つけ、病院で治療後、指にグルグルと包帯を巻いて夕食を作っていました。当然、夕食が完成するのに時間がかかってしまいました。
帰宅直後に子供は母親の姿を見て言いました。
子供:「夕飯、いつできるの?」・・・

また、「自己愛性人格障害」の典型例は以前お伝えしたように、「アホリエモン」「松本龍」などです。自己愛性人格障害者は、プライドを傷つけられることを言われたりすると、普通の人なら「そんなことをすれば今後、自分の不利益になる」と思い避ける言動を、その場の感情で「プチン」きてしまい行ってしまいます。これが自己愛性人格障害者をスクリーニングする最初の方法だと思います。

自己愛性人格障害のスクリーニングの仕方
精神・人格異常(その8) 松本龍の場合

DaiGoはこれらには当てはまりません。

さて、生活保護者にはいろいろな人がいて「頑張っているのにうまくいかない人」がほとんどです。中には「ダンボール引いて寝ているホームレスのおっさん」がいます。そういう人は生活保護費をパチンコに使ってしまいます。

DaiGoは「「自分」の税金は生活保護者の「ダンボール引いて寝ているホームレスのおっさん」には払いたくない!」と言えば、表現の自由がある日本ですから、全く問題なかったと思います。

DaiGoのような金持ちは、最近の増税に怒りを感じ、その「自分」の税金が「ダンボール引いて寝ているホームレスのおっさん」のような生活保護者に支払われることに腹を立てていたのではないでしょうか。

最近、金持ちに対する増税が半端ないです。
私は日頃、税務もやっていますので、例を挙げて、少し計算してみましょう。
仮にDaiGoは給与所得者で収入が1億円で、専業主婦の奥さんと子供が2人いたとします。健康保険や年金の掛金には上限がありますので、200万円とします。その他医療費や寄付金や生命保険やiDeCoなどの控除がありますが、今回は一個人の税金の経時的増減を比較するためなので割愛します。
わかりやすいように、凄く単純化した比較です。

平成26年の時点でのDaiGoの税金は
税務上の所得はx0.95-170ですので9330万円です。本人の基礎控除37万円、配偶者控除の37万円の控除、扶養家族2人で74万円と社会保障の200万円の控除を引くと課税対象額は8982万円です。当時の所得税率は40%で住民税10%と合わせると50%で、税率の違いによる税額の補正である切片の279万円を引くと、DaiGoが納める税金は4212万円と計算できます。

平成30年に給与所得者の所得額計算の率が増税され、DaiGoの所得は9780万円となり、なんと!所得が1000万円以上で配偶者控除37万円が撤廃されましたので、DaiGoの課税対象額は9469万円で、所得税率も45%に増税されましたので税率の違いによる税額の補正である切片の479万円を引いて住民税も合わせると、DaiGoが納める税金は4728万円です。

さらに令和2年から所得2500万円以上で、なんと!本人に対する「基礎控除」も撤廃されてしまったので、DaiGoが納める税金は4749万円です。平成26年と比較すると537万円も上がっています。

6年間でDaiGoに対する537万円の増税ですよ!日本の所得の中央値よりも高い額が、金持ちには増税されています。こういう事実はあまり知らされていないと思います。こういう事実を知らない人は、「消費税は弱い者いじめ!消費税 増税反対!」などと言っていますが、一番増税されているのはDaiGoのような金持ちの人々です。

もし自分だったらどうでしょうか?DaiGoは、税金がどんどんと上がり、その「増税された537万円もの自分の」税金が「ダンボール引いて寝ているホームレスのおっさん」に支払われるのは嫌だと言っているのです。




森喜朗元会長の発言は正確ではないが女性蔑視ではない、で書いたように、全発言を見ないと事態は把握できないので、DaiGoの発言の全文を見てみましょう。

元来、このDaiGoの発言は視聴者からの次の相談から始まりました。
「親から全て間違っていると言われた。」

DaiGo
「いじめられたから、親に虐待を受けたから自分は成功できないという人がいるけど、同じ状況でも成功している人はいくらでもいる(前の発言と比較して)言い訳にまみれて生活をしない人生でもいいと思う。日本だったら生活保護もらえば生きていけるんで。)」

「僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めてるんじゃないからね。 生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救ってほしいと僕は思うんで。生活保護の人が生きてても僕は別に得しないけどさ、猫は生きてれば得なんで(「ね、癒される。そうだよね」と猫を撫でる)」

「猫がさ、道端で伸びてたらかわいいもんだけど、ホームレスのおっさんがさ、伸びてるとさ、なんでこいつ我が物顔でダンボール引いて寝てんだろうなって思うもんね、うん。僕は今日辛口なのもあれですけど、ダークなんで。人間の命と猫の命はね、人間の命の方が重いなんて僕全く思ってないからね」

「自分にとって必要のない命は、僕にとって軽いんで。だからホームレスの命はどうでもいい。どちらかというと、みんな思わない?どちらかというといない方がよくないホームレスって?言っちゃ悪いけど、本当に言っちゃ悪いこといいますけど、いない方がよくない?」

「いない方がだってさ、みんな確かに命は大事って思ってるよ、人権もあるから、一応形上大事ですよ、でもいない方がよくない?正直。 邪魔だしさ、プラスになんないしさ、臭いしさ、ねぇ。治安悪くなるしさ、いない方がいいじゃん。猫はでもかわいいじゃん、って思うけどね、僕はね
もともと人間はね、自分たちの群れにそぐわない、社会にそぐわない、群れ全体の利益にそぐわない人間を処刑して生きてきてるんですよ。犯罪者を殺すのだって同じですよ。犯罪者が社会の中にいるのは問題だしみんなに害があるでしょ、だから殺すんですよ。同じですよ」


連日アホな芸能人が単細胞の脳みそでDaiGoを批判していますが、最も重要な論点は

「鶏や豚や牛を殺して食べている私たち・DaiGoのように4728万円税金を納めていない私たちが、はたしてDaiGoを批判できる立場にあるのでしょうか?」ということです。

P.S. DaiGoさん、自分の税金が「ダンボール引いて寝ているホームレスのおっさん」に使われないように、「日本動物愛護協会」に寄付するといいですよ。愛するネコちゃんの保護に使われるように、ドカーンと3000万円ぐらい寄付すると、DaiGoさんの税金は1500万円ぐらい下がります。

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