医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

潰瘍性大腸炎

2012年09月29日 | 消化器
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜に潰瘍やびらんができる原因不明の非特異性炎症性疾患で、厚生労働省より特定疾患に指定されています。わが国の潰瘍性大腸炎の患者数は、113.306人(平成21年度特定疾患医療受給者証交付件数より)と報告されており、毎年おおよそ8,000人増加しています。

難病情報センター

難病とは、治療が難しく、厚生労働省から難治性疾患克服研究事業の対象とされている疾患です。「難病」は、(1)原因不明、治療方針未確定であり、かつ、後遺症を残す恐れが少なくない疾病、(2)経過が 慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著しく人手を要するために家族の負担が重く、また精神的にも負担の大きい疾病」と定義されています。

先日、自民党総裁に選出された安倍晋三氏がこの難病、潰瘍性大腸に罹患していることは皆さんもご存じだと思います。安倍氏は、政治家を志してからは病気があると知られるのはマイナスと考え、潰瘍性大腸炎であることを伏せてきましたが、2007年に内閣総理大臣を務めていた時には、疲労とストレスで症状が悪化し、病状を告白して辞任せざるを得ませんでした。

ところが、2年前に「アサコール」という薬剤が発売され、その薬剤を使用することで、安倍氏自身が特効薬と呼んでいるように、病状は劇的に改善しました。

この5年間で、免疫の機能不全が原因と思われる「潰瘍性大腸炎」や「関節リウマチ」などの疾患の治療が、薬剤の進歩で劇的に改善されつつあります。

さて、その安倍氏のことを、フジテレビの番組『とくダネ!』のコメンテーター田中雅子「1年でお腹が痛くてやめちゃった」と言うと、メインキャスターの小倉智昭もこれに合わせて「子どもみたいだったもんね」と発言しました。

ウジテレビのウジもなかなか駆除されないようです。潰瘍性大腸炎で苦しむ患者は全て「子どもみたいだったもんね」なのでしょうか!これは、全国で難病、特に潰瘍性大腸炎で苦しむ方々への暴言であり、公共の電波を使ってコメントするのに全く相応しくない発言です。加えて、病気と政局を結びつけて、気に入らない相手の病気のことを取り上げて批判することを、私は決して許すことはできませんでした。

この人たちは、難病に罹患している人々がどれだけ苦しんでいるか知っているのでしょうか

田中雅子への抗議はこちらです。

http://tanaka-souken.com/tanakamasako/contact/

偏向報道では動かない放送倫理・番組向上機構(BPO)も差別発言には敏感ですので、黙認することはないと思いますが、皆さんも抗議のメールを送りましょう。私は既に送っておきました。

https://www.bpo.gr.jp/audience/send/form.html

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ユニクロは尖閣諸島を中国領土だと言っている

2012年09月16日 | 雑感
驚くべきことに、上の写真のように、日本の企業であるユニクロは(店舗を守るためだろうが)「尖閣諸島を中国領土だ」と店内でコメントしている。左は社長の柳井正。

しかも、中国外務省は日系企業などが襲撃され多大な被害が出たことについて、「その責任は日本が負うべきだ」と述べている。
まぁ、中国に媚びを売る日系企業の「自業自得」とも言える。

私は近代史に関して200冊以上の書籍を読んでいるが、いま中国で丹羽大使の車が襲われたり、日本人が襲われたり、日本企業が焼き討ちに遭ったりしている状況が、1900年の「義和団の乱」に「恐ろしいほど」似ていると驚愕している。

「義和団の乱」や「盧溝橋事件」については、ネットで調べればすぐにわかることなので、このブログでは詳しく書かないが、要約すると、

本来外国の公使館や公使はその国に守られなければならないが、清朝は改革を推進する光緒帝が失脚し、実権を握っていた西太后が袁世凱の進言に耳を貸さず、義和団の呪術的なものを信じて味方にした。清国の義和団は排外運動を行う宗教的秘密結社で、1900年外国人宣教師、ドイツ公使と日本公使を殺害した。

当時のイギリスはイギリスから兵を派遣するのは時間がかかりすぎるからと、日本に兵の派遣と外国人が中国人に殺害されるのを鎮圧することを要請した。この時の兵の派遣が日本の北京への兵の派遣の最初であり、侵略でもなんでもなかった。

その後、イギリス・アメリカ・ロシア・フランス・ドイツ・オーストリア・イタリアと日本の連合軍が北京の事態を収束して、清朝の西太后は西安に逃走し、二度と同じ事が繰り返されないよう中国と各国の間で、議定書が取り交わされた。日本は同じ事が起きるのを恐れ、議定書の定め通り兵を残した。

1937年、日本軍が空包を使って夜間演習していると、日本兵が次々と射殺されていった。これが「盧溝橋事件」で、日本共産党を始めとする左翼は、日本軍の発砲が先だと主張しているが、1949年、「中華人民共和国」成立に浮かれてか、周恩来首相は、「あの時(盧溝橋事件の際)、我々の軍隊(共産党軍)が、日本軍・国民党軍双方に、(夜陰に乗じて)発砲し、日華両軍の相互不信を煽って停戦協定を妨害し、我々(共産党)に今日の栄光をもたらしたのだ」と発言している。

当時、蒋介石・国民党に対して劣勢だった毛沢東・共産党は、「起死回生」を図るため、日本軍・国民党軍双方を戦わせて疲弊させ、「漁夫の利」(支那全土の支配権)を得ようと考えていた。

その後、1937年、おそらくその共産党に踊らされた国民党によると思われる、考えるだけでも身の毛がよだつ「通州事件」で、260名の日本人が中国人により惨殺された。こういう歴史は多くの日本人は知らないだろう。

日本はそれでもなんとか戦争を回避するよう努力したが、その後、上海や北京でも日本人が殺され続け、やがて日中戦争が始まった。結果的に中国共産党の狙いは的中し、日本はその後、8年間の長期にわたって、広大な支那大陸を舞台に「日中戦争」を戦わされる羽目になった。

以前、「さかのぼり日本史」を見ていたら、またしてもアホな東大教授、加藤陽子が「日本が早く戦争をやめなかったから犠牲者がこんなに増えた。日本が悪い。」というニュアンスでしゃべりまくっていた。日本が止めたくても共産党の策略で止められない事実を全く無視。おまけに、NHKのナレーションは、米軍B29による日本の都市攻撃を正当化するような解説を始めた。それは、「日本国民の厭戦気分を煽るために大都市の爆撃を開始した」という内容で、一般市民に対する無差別爆撃は国際法上違法であることには、恣意的に全く触れていなかった。

まったく、東大教授もNHKもアホばかりである。

東大の教育は本当に大丈夫なのだろうか、加藤陽子といい姜尚中といい、ドロボウの心理を教育するのに本物のドロボウを教授にしているようなものである。本来、ドロボウの心理を教育したければ、犯罪心理学者を教授にすれば十分である。しかしこのアホ教授たち(それが成功しているかは別問題として)「日本が悪い」というマインドコントロールを実に巧妙に行っているという点では、頭が良い。


話を戻すが、皆さんもお気づきのように、100年前の中国人の気質というか民度の低さは、今でもまったく変わっていないということである。今の在中国日本人が殺されないのを祈るばかりである。そして、100年前と同様に民度の低い中国共産党に、100年前と同様に踊らされないよう、日本政府はもう一度歴史を振りかえなければならないと感じる。

しかし私は、このままの弱腰外交だと、いつか中国人に日本人が殺されると予測している。

さらに話を最初に戻すと、また私の妻の話で恐縮だが、ユニクロで物を買おうとする妻に私は、買うのを止めるように言った。誤った言動をする者にはそれを行う者に対して制裁がなければ、誤った言動が減ることはない。

そして私は思う。自分では決して用いないであろう効果のない薬を売ろうとする製薬会社の人間しかり、金儲けをしようとし、その果てにさらに欲張ってしまう者は、柳井正のように自分の魂までも売らなければならない時が必ず来るということである。

日本人は中国などにいない方がよい。自分は安全だと思っていても、日本人だと知られたら、外食で注文した品にきっと「ツバ」(医学的には唾液という)を入れられているだろうから・・・


このYou Tube画像を世界中に広げよう

http://www.youtube.com/watch?v=sK0dPy8L4OU

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相変わらずのウジテレビ

2012年09月11日 | 雑感
昨日、こんな報道がありました。

フジテレビへの抗議デモ後、同社に掲げられた国旗を破ったとして、警視庁公安部は10日、デモを主催した「頑張れ日本!全国行動委員会」(田母神俊雄会長)のメンバーら3人を暴力行為等処罰法違反容疑で東京地検に書類送検した。書類送検されたのは、26~32歳の男3人。発表によると、3人は昨年9月19日夕、韓国ドラマを放送してきたフジテレビを批判するため、港区台場の同社本社周辺で抗議デモを行った後、国旗を引きちぎって壊した疑い。デモで「ボロボロの国旗を交換しろ」などと要求していた。
(読売新聞より引用)
関係者の証言によると以下のようだったそうです。

敬老の日に一応フジテレビも日の丸を掲揚していたが、ボロ雑巾のように汚れほころびがあった。(右上の写真)

デモ代表者が汚れてボロ雑巾のような日の丸について演説で指摘した。(左上の写真)

15:40
デモ代表者が正式にフジテレビ側にキレイな国旗に取り替えるよう要求した。
その際、「何なら我々が所持している大きくて立派な国旗をただで贈呈します」と申し出た。

フジテレビは「いいえ、我々で準備するからその国旗は不要です」などと断り、自分たちで新しい国旗を用意して掲揚中のボロボロ国旗と取り替えることを約束した。

16:20
フジテレビは国旗の取り替えを承諾したにもかかわらず、30分以上過ぎてもまだ取り替えない。
実はこの頃、裏側で新しい国旗が用意出来ていたのに、フジテレビはあえて国旗を取り替えずに意図的に約束を反故にした。

その様子のYouTube
http://www.youtube.com/watch?v=pdF3rCyyUn0

フジは、デモ代表者と話がしたいと要求、「頑張れ日本!全国行動委員会」の田母神俊雄会長と水島総幹事長(チャンネル桜社長)が、フジテレビに入って話し合い。

フジテレビの総務責任者はいったん国旗取り替えを了承していたが、「一人の判断で取り替えることが出来ない。上層部に許可を得るからもう少し待て。」と話す。

16:40
フジテレビが国旗取り替えを承諾してから1時間以上が経過したが、結局うやむやにして時間切れを狙った実質拒否だったことが判ってきた。

デモ隊、国旗を取り替えようとしてALSOK警備員と揉み合い。

ALSOK警備員自体が、本物の警官に制止される。その後、国旗掲揚完了

デモ隊が国歌斉唱

解散

保守であるはずのデモ隊が、日の丸を引きちぎって壊すハズもないでしょう。本物の警官に制止されてしまっているALSOK警備員ともみ合っているうちに破れてしまったと考えるのが妥当です。

まぁ、不起訴処分になるのでしょうが、ウジテレビは相変わらずの左翼ぶりです。

そう言えば、ウジテレビの「脳活アップデートQ!スマートモンキーズ」という番組では、クイズに正解した数で日本人の猿度を決め、
正解率100%…人間
正解率80%以上…チンパンジー
正解率60%以上…ゴリラ
正解率40%以上…オランウータン
正解率20%以上…テナガザル
正解率20%未満…ニホンザル
らしいですが、

ご存じのように「猿」というのは、韓国人が日本人を蔑視するときに使う表現です。この番組の総合演出は左下の写真にある在日三世(日本国籍取得)の李闘士男です。

右下の写真は、そうとも知らずか、知っていてもか、猿のマネをするアホどもです。

日本の場合、いまだにいろいろな所に左翼が入り込んでいます。

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CT検査施行率が15年間で3倍になっている

2012年09月02日 | 
久しぶりの医療情報です。そういえば最近、「雑感」ばかりでした。申し訳ありませんでした。

Use of Diagnostic Imaging Studies and Associated Radiation Exposure for Patients Enrolled in Large Integrated Health Care Systems, 1996-2010
JAMA. 2012;307:2400
(インパクトファクター★★★★★、研究対象人数★★★★★)

1996年から2010年までに、CT検査とそれによる被ばくがどれだけ増えたかが調査された結果が今年6月に発表されています。

CT検査による被ばくは、CT検査を受けた患者の上位1%では上左図のように生涯被ばく量が100ミリ・シーベルトぐらいに達しています。これは被ばくにより健康被害が出ると考えられる値です。右上図は上位10%の患者の被ばく量ですが、約20ミリ・シーベルトぐらいに達しています。折れ線が5つあるのは全米の5箇所で調査された結果という意味だそうです。

下左図が示しているのは、各年齢別のCT検査の件数です。1つの棒は1996年から2010年での10年単位を表しています。単位は1000人当たりの件数です。75~84歳の場合、1996年には1000人当たり200件だったのが、2010年には500件に増えています。この年齢の患者の2人に1人がCT検査を受けたということを意味します。

年齢が低いとさすがに被ばくのことが考慮され、件数は低いです。

この論文の著者たちは、その原因として、
1、画像装置の進歩
2、訴訟に対する防御的行為
3、患者の希望
を挙げています。

確かに1996年頃は、1件のCT検査に30分ぐらいかかり、緊急でCT検査をオーダーしようとすると放射線技師の先生方から嫌がられたものですが、今では5分で簡単に撮れてしまいます。

そして、もう一つの訴訟を避けるという意味ですが、教師であった親が自分の子供の監督不行届を特別に恥と考え、医者の責任だと転嫁しようとした「割りばし事件」

総論 vs 各論では議論ができない

のようなことに巻き込まれたくないという医者の考えがあります。私自身もこの理由でのCT検査の施行率はかなり増えました。たとえ最終的には裁判で勝訴しても、裁判に費やされる時間の浪費分は戻ってこないからです。

原発事故で、「子供には10ミリ・シーベルトでなくて1ミリ・シーベルトでなければいけないんです」

子供の被ばくは年間1mSv以下でなければならない あいまいな根拠

とえ~~んと泣いてしまった東大の教授の行為は非科学的ですが、CT検査はそれよりも桁違いの被ばくであることは、意外と知られていません。

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