医者から詳しく聞かされない医療情報:セカンドオピニオン

誤解と批判を恐れない斜め後ろから見た医療情報

検査の値段

2008年07月18日 | 総合
今回は検査の値段についてお伝えします。

その中でも超音波検査は、体のどの部分であっても侵襲(痛みや身体的負担)が少ないために盛んに行われています。

超音波検査の値段は方法や施行する場所によって異なっています。一番多く行われるのは腹部の検査で、この検査では肝臓、胆嚢、脾臓、膵臓、腸、膀胱など多くの臓器が対象になります。

腹部超音波検査は5,300円で、その他、甲状腺や頚動脈などの頚部や、手足、皮膚などの体表などでは3,500円です。これは昨年と変わっていません。

超音波検査の利点を最大限生かせるのは心臓超音波検査で、レントゲン撮影などと異なり、動いている状態をリアルタイムで表示でき機能を評価できます。従って値段は少し高く7,800円で、最近のほとんどの超音波装置にはパルス・ドプラー法といって血流を検知したり流速を測定できたりするプログラムが搭載されており、その装置で血流や流速を測定すると昨年までは2,000円が加算されていました。

血流は重要な情報ですからパルス・ドプラー法を行わないことはほとんどなく、したがって検査料は合計9,800円でした。3割負担ですと自己負担は約3,000円です。

パルス・ドプラー法に対する検査料の加算はパルス・ドプラー法が搭載されていない装置もあるための措置でした。しかし最近は、ほぼすべての超音波装置にパルス・ドプラー法が搭載されているので、今年からその加算が心臓超音波検査代に組み込まれ、合計で8,800円となりました。実質、1,000円の値下げです。

さらに経食道超音波検査という方法があります。この方法では、胃カメラのようにファイバーのようなものを飲み込んで食道から心臓の裏側や大動脈を観察します。特殊な状況では非常に有益な方法です。

値段は昨年までは8,000円でしたが、心臓超音波検査の値下げによる医療機関の反発を反らそうとするためか、15,000円に値上げされました。しかし、経食道超音波検査の施行数は心臓超音波検査の数パーセント以下ですから、これは医療費を抑制したい厚生労働省の、稚拙なトリックのような改正です。


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外務省の主張

ここも解りやすいです「池上彰のニュースの疑問」

竹島問題・・・これもちょっと考えればわかることです。
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病院・診療所の診察料

2008年07月07日 | 総合
今年度の診療改正で医療費がどのように変わったかお伝えします。

まずは初診料です。
初診料は2,700円で、6歳未満の子供の場合はこれに720円加算されます。もちろん患者さんが支払うのはこのうちの3割です。

深夜(午後10時から午前6時)や休日の場合はこれに次の料金が加算されます。
平日深夜 850円
休日深夜以外 2,500円
休日深夜 4,800円

小児科分野での激務が原因で小児科医の需要と供給のバランスが崩れていることを是正しようと、小児科を標榜している病院や診療所での6歳未満の子供の場合は、上記の料金ではなく次の料金が加算されます。
平日深夜 2,000円
休日深夜以外 3,650円
休日深夜 6,950円

ここまでは前回と同じです。

次は再診料です。
再診料は病院と診療所で料金が違います。どうして病院の再診料が診療所の再診料より安いの?という批判が病院側からでて今回は改正されました。
病院 570円→600円(200床未満)700円(200床以上)
診療所 710円→710円

6歳未満の子供の場合はこれに350円加算されます。

深夜(午後10時から午前6時)や休日の再診の場合はこれに次の料金が加算されます。
平日深夜 650円
休日深夜以外 1,900円
休日深夜 4,200円

初診料の場合と同様に、小児科を標榜している病院や診療所での6歳未満の子供の場合は、次の料金が加算されます。
平日深夜 1,350円
休日深夜以外 2,600円
休日深夜 5,900円


次は処方箋を出した場合の処方箋料です。
処方箋料は調剤料とは異なり処方箋という書類の交付料です。血液検査や画像検査をした場合はこれらの料金以外に検査料がかかりますが、それらについては別の機会にお伝えします。

処方料は、7種類以上の薬の処方箋を発行した場合は400円、7種類未満の場合は680円です。この設定には、多くの薬を処方した場合の病院や診療所のもうけを少なくすることで、多くの薬を処方することを抑制しようとする厚生労働省のねらいがあります。さらに診療所と200床未満の病院では、「特定疾患処方管理料」として28日以上の処方に対して月1回に限り650円を加算することができます。月2回処方箋を発行した場合は1回分が180円、2回では360円となり月1回の650円よりも安くなります。これは長期処方を推進して再診料など医療機関に入る医療費を抑制するためです。

診療所で月2回の再診を受け4種類の薬を処方してもらう場合は{710円(再診料)+680円(処方箋料)+180円(加算料)}×2=3,140円であるのに対して、月1回の再診を受け4種類の薬を28日処方してもらう場合は710円(再診料)+680円(処方箋料)+650円(加算料)=2,040円と(国からみれば)医療費を抑制、(診療所からみれば)利益減少となります。

これらに加えて3歳未満の子供への処方では30円が加算されます。

これらの料金体系を知れば、どのように診療所・病院にかかれば経済的(効率的)かがおわかりになるかと思います。


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論文とちがって「医科診療報酬点数表」は複雑です。間違いがあればご指摘下さいませ



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コメント (2)
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