敬ひに悔みにひと日冬の旅 亜紀子
鴉のみ妙に親しや冬の街 亜紀子
片づきて木の香のこれる松手入れ
人知れず路地の一樹の冬桜
亜紀子
霜月の艶の実熟るる樟に鵯 亜紀子
何よりも世にありがたき冬日差し 亜紀子