橡の木の下で

俳句と共に

草稿01/30

2023-01-30 17:15:43 | 一日一句
にはたづみ凍れば子らの寄り来たる  亜紀子

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草稿01/29

2023-01-29 18:51:22 | 一日一句
星ひとつ安らふ寒も底をつき  亜紀子

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草稿01/28

2023-01-28 12:38:13 | 一日一句
そちこちと蠟梅ひらくきのふ今日
遣水も早春の音奏でをり
亜紀子

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草稿01/27

2023-01-27 12:07:37 | 一日一句
書籠りの書を積む窓辺雪つのり  亜紀子

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「年の瀬」令和5年「橡」2月号より

2023-01-27 11:59:31 | 俳句とエッセイ
 年の瀬   亜紀子

納豆のやうに菰被る蘇鉄かな
閲しをり蘇鉄の菰の出来栄えを
黐の実のみのりゆたかにクリスマス
クリぼつちなる語も古りて雪が降る
公園に続々並ぶ雪だるま
北風や寄つては散つて遊ぶ子ら
湯気たてて今朝は餅つくコミュニティー
日めくりや小出し小出しの煤払
街暮るる落葉に帰る家もなく
風花や真綿のやうな雲の下
落葉さへ年の瀬めきて空回り
牡丹に籾殻あつく敷けば雪
冬すみれ小さき日向を過たず
行く年や凪ぎたる日々もままありし
除夜の音や子らそれぞれの安寧を


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